斉藤立(国士舘大3年)

斉藤立(国士舘大3年) SAITO Tatsuru

SAITO Tatsuru
20歳 2002/3/8
WR:34位 組み手:左組み

得意技:左内股、左体落、左大外刈、左払腰、左足車、左大内刈
使用技:右小外掛

今年の全日本選手権者。少年カテゴリの時代から日本重量級のホープとして期待を集めてきた大器。大学入学以降は怪我の多さもありやや停滞したが、コロナ禍の大会休止を経た昨年11月のグランドスラム・バクーでワールドツアー初参戦にして初優勝。さらに今年4月の全日本選手権では、昨年の世界選手権王者の影浦心やリオデジャネイロ五輪銀メダリストの原沢久喜を破るなどして初優勝を飾り、初の世界選手権代表の座を手にした。父は五輪2連覇の故・斉藤仁氏。親子二代での全日本制覇は史上初の快挙である。

191cmの身長と160kg超の恵まれた体をが最大の武器。常の選手なら巨体と引き換えに失ってしまうはずの敏捷性も重量級としてはむしろトップクラス、加えて高い柔軟性も備えている。「大きく、柔らかく、素早い」世界のどこにもいないタイプ。自身の体重を技に乗せることにも長けており、191センチ160キロの巨大質量がスピードと柔らかさを伴ってぶつかる破壊力は筆舌に尽くしがたい。自然災害のごとく、相手を根こそぎ押し流してしまう様は圧巻だ。左内股をはじめ、左体落、左大外刈、左払腰、左足車、左大内刈と重量級が備えるべきスタンダードな投げ技はひととおり押さえており、そのいずれもが得意技と言えるだけの精度と威力を兼ね備えている。寝技では相手の背中に着いてのローリングからの抑え込みを得意としている。

以前は組み手や試合構成力、寝技など課題も多かったが、大学入学以降の地道な強化により、そのすべてを克服。状況に応じて組み手や戦法を的確に変えることのできる高いレベルの戦術眼を身に付け、寝技も得点源と呼べるだけの技術レベルに達した。左小外刈などの釣り手側の外側に仕掛ける足技がないことなどまだ伸びしろは残すが、既に十分に世界の頂点に手が届くだけの実力があると見て間違いない。敢えて懸念を挙げるとすれば、巨体故に怪我が多く、コンディションが安定しないこと。

おもな戦績

2022年 全日本選手権 優勝
2021年 グランドスラム・バクー 優勝
全日本選抜体重別選手権 3位2度(2021年、2022年)

最近の成績

2022年4月 全日本選手権 優勝
2022年4月 全日本選抜体重別選手権 3位
2021年11月 グランドスラム・バクー 優勝

更新日:2022年10月11日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部

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