アイ・ツノダ=ロウスタント(スペイン)

アイ・ツノダ=ロウスタント(スペイン) TSUNODA ROUSTANT Ai

TSUNODA ROUSTANT Ai
階級:70kg級 WR:10位
22歳 2002/4/19
組み手:左組み

得意技:左背負投、右背負投、右袖釣込腰、左袖釣込腰
使用技:右一本背負投、肩車、左大内刈、左小内刈、左小外刈、左大外刈
寝技得意技術:腕挫十字固

世界ジュニア選手権を2連覇(2021年、2022年)している期待の若手。シニアでもコンスタントに成績を残しており、昨年2月のグランドスラム・パリでは、ワールドツアー初優勝を飾った。

正統派の担ぎ技系。袖と前襟の二本を持って戦う、日本的な柔道を行う選手だ。丁寧な組み手と体捌きで間合いをコントロールしながら、担ぎ技を狙い続ける。ただし、上位陣と戦うにはまだまだ地力が不足している印象。地力の向上とともに、少しずつ豪快な投げによる勝利が増えてきているが、担ぎ技で手数を稼いでの「指導3」勝利も多い。

得意技は左右の担ぎ技。いずれも小柄な体を生かして打点高く担ぎ上げる豪快な形を得意としている。正位置だけでなく、片襟、片袖、両袖と釣り手の持ちどころも豊富だ。

寝技も高水準。特定の得意技術があるわけではなく、投げ終わりの形に合わせて展開し、抑え込み、あるいは腕挫十字固に持ち込む。展開力が高く、相手が完全に伏せた状態からでも、背中に食らいついて転がし、胸を合わせ、脚を抜き、「一本」に至ることができる。

丁寧な組み手をベースに、己が力に勝る場合は一発投げ、近い力関係では組み手で封じて寝技で仕留める。このスタイルとポリシーは、2000年台後半から2010年台前半までの日本の女子選手のそれに非常に近い。ゆえにこの世代の選手と同じく、手堅いがゆえに柔道が小さくまとまりがちで、組み勝てないと柔道が機能不全に陥ることが弱点だ。

坊主頭と鼻に貼ったテープがトレードマーク。現在は東海大に所属しており、団体戦にも出場している。父親は100kg級世界選手権2連覇(2019年、2021年)のジョルジ・フォンセカ(ポルトガル)の師として知られる角田豪氏。

おもな戦績

2023年 グランドスラム・パリ 優勝
2023年 グランドスラム・バクー 2位
世界ジュニア選手権 優勝2回(2021年、2022年)

最近の成績

2024年5月 アブダビ世界選手権 予選ラウンド敗退
2024年4月 ヨーロッパ選手権 3位
2024年3月 グランドスラム・アンタルヤ 3位

Judobase:https://judobase.ijf.org/#/competitor/profile/51204/basic_info
Judoinside:https://www.judoinside.com/judoka/117449/Ai_Tsunoda/judo-career

更新日:2024年7月4日(パリオリンピック2024特集)
監修:eJudo編集部

ドーハ世界柔道選手権2023での記事

TSUNODA ROUSTANT Ai
21歳 2002/4/19
WR:7位 組み手:左組み

得意技:左背負投、右背負投、右袖釣込腰、左袖釣込腰
使用技:右一本背負投、肩車、左大内刈

世界ジュニア選手権を2連覇(2021年、2022年)している期待の若手。シニアでもコンスタントに成績を残しており、今年2月のグランドスラム・パリではワールドツアー初優勝を飾った。

袖と前襟の二本を持って戦う正統派。得意技は左右の担ぎ技。いずれも小柄な体を生かして打点高く担ぎ上げる豪快な形を得意としている。極めて日本的な柔道を行う選手であり、丁寧な組み手で間合いをコントロールしながら担ぎ技を狙い続ける。シニアの上位選手との戦いではまだまだ地力が不足している印象だが、ジュニアでの勝ちぶりは抜群。地力のアップとともにシニアでも豪快な投げ技での勝利が少しづつ増えてきており、今後が非常に楽しみな選手だ。

寝技の練度も高い。得意の一撃に頼るタイプではなく、相手が完全に伏せた「寝技起点の寝技」でもしっかり手順を進めて抑え込めるだけの展開力がある。丁寧な組み手をベースに、己が力に勝る場合は一発投げ、近い力関係では組み手で封じて寝技で仕留める。このスタイル・ポリシーは2000年台後半から2010年台前半までの日本の女子選手のそれに非常に近い。

坊主頭がトレードマーク。父親は100kg級世界選手権2連覇(2019年、2021年)のジョルジ・フォンセカ(ポルトガル)の師として知られる角田豪氏。

おもな戦績

2023年 グランドスラム・パリ 優勝
2022年 グランドスラム・トビリシ 2位
世界ジュニア選手権 2連覇(2021年、2022年)

最近の成績

2023年3月 グランドスラム・アンタルヤ 3位
2023年2月 グランドスラム・パリ 優勝
2022年12月 ワールドマスターズ・エルサレム 予選ラウンド敗退

更新日:2023年5月10日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部

タシケント世界柔道選手権2022での記事

TSUNODA ROUSTANT Ai
20歳 2002/4/19
WR:10位 組み手:左組み

得意技:左背負投、右背負投、右袖釣込腰、左袖釣込腰
使用技:右一本背負投、肩車、左大内刈

世界ジュニア選手権を2連覇(2021年、2022年)している期待の若手。既にワールドツアーでも3度表彰台に上がっている。

袖と前襟の二本を持って戦う正統派で、得意技は左右の担ぎ技。いずれも小柄な体を生かして打点高く担ぎ上げる豪快な形を得意としている。極めて日本的な柔道を行う選手であり、丁寧な組み手で間合いをコントロールしながら担ぎ技を狙い続ける。シニアの上位選手との戦いではまだまだ地力が不足している印象だが、ジュニアでの勝ちぶりは抜群。地力のアップとともにシニアでも豪快な投げ技での勝利が少しづつ増えてきており、今後が非常に楽しみな選手だ。寝技の練度も高く、相手が完全に伏せた「寝技起点の寝技」でもしっかり手順を進めて抑え込めるだけの展開力がある。丁寧な組み手をベースに、己が力に勝る場合は一発投げ、近い力関係では組み手で封じて寝技で仕留める。このスタイル・ポリシーは2000年台後半から2010年台前半までの日本の女子選手のそれに近い。坊主頭がトレードマーク。父は100kg級世界選手権2連覇(2019年、2021年)のジョルジ・フォンセカ(ポルトガル)の師として知られる角田豪氏。

おもな戦績

世界ジュニア選手権 2連覇(2021年、2022年)
2022年6月 グランドスラム・トビリシ 2位
2020年 グランプリ・テルアビブ 3位

最近の成績

2022年9月 ヨーロッパジュニア選手権 優勝
2022年8月 世界ジュニア選手権 優勝
2022年7月 グランプリ・ザグレブ 5位

更新日:2022年10月6日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部

関連記事一覧