ラウラ・ファズリウ(コソボ)
FAZLIU Laura
階級:63kg級 WR:3位
23歳 2000/9/28
組み手:右組み
得意技:右内股、支釣込足(釣り手側)、裏投
使用技:右大外刈、右大内刈、右小内刈、左内股(やぐら投げ)、右足車、右払腰、移腰、谷落、隅落、浮落
寝技得意技術:「横三角」、腕挫十字固
2024年アブダビ世界選手権銅メダリスト。2023年ドーハ世界選手権でも7位に入賞しているほか、ワールドツアー最高峰大会のワールドマスターズでも、2022年に準優勝、2023年に優勝と、2大会連続で決勝に勝ち上がっている。クラリス・アグベニュー(フランス)には、過去2勝0敗と連勝中。
内股を軸としたパワーファイター。引き手で袖や前襟、釣り手で奥襟を持って相手に圧を掛け、動きのなかで投げを狙う。打撃系格闘技を思わせる軽快なステップが特徴であり、これを生かして仕掛ける右内股や足技はかなりの鋭さと破壊力。
得意技は右内股。上体の振りとねじりを生かして相手を引き出し、一足で飛び込み一気に跳ね上げる。右小内刈にも切れ味があり、右内股から切り返す、右大内刈から足を継がずに繋ぐ「大内小内」など、連携のなかで用いられることが多い。
以前は内股一辺倒でほかの技を仕掛けること自体が稀な印象だったが、近年は足技や密着技を中心に手札を増強中。これが2022年ころからの躍進の一因となっている。
足技は前述の右小内刈のほか、釣り手方向への支釣込足をよく用いており、現在の得点源の一つ。抱き勝負からの手札でもあり、相手の接近に合わせて引き手で脇を持ち、相手を完全に持ち上げるようにして放り投げる。
密着技は、引き手で脇を差しての左「やぐら投げ」や裏投を得意としており、特に裏投はかなりの破壊力。放るのではなく相手を持ち上げてもろとも倒れる技法をよく用いる。相手の技を抱き止めての隅落も備えている。
寝技も水準程度の実力があり、得意技は腕挫十字固。相手の残った腕を取って極めるほか、「横三角」で引き込み繋ぐ形も用いる。「横三角」自体も得意であり、そのまま被って抑え込むことも多い。
おもな戦績
2024年 アブダビ世界選手権 3位
2023年 ワールドマスターズ・ハンガリー 優勝
2022年 ワールドマスターズ・エルサレム 2位
最近の成績
2024年5月 アブダビ世界選手権 3位
2024年3月 グランドスラム・トビリシ 5位
2024年2月 グランドスラム・バクー 7位
Judobase:https://judobase.ijf.org/#/competitor/profile/26182
Judoinside:https://www.judoinside.com/judoka/107242/Laura_Fazliu/judo-career
更新日:2024年7月4日(パリオリンピック2024特集)
監修:eJudo編集部
ドーハ世界柔道選手権2023での記事
FAZLIU Laura
22歳 2000/9/28
WR:11位 組み手:右組み
得意技:右内股
使用技:右大内刈、右小内刈、支釣込足(釣り手側)、左内股(やぐら投げ)、裏投、谷落、隅落
2022年ワールドマスターズ準優勝者。同年の欧州選手権でも準優勝している。昨年から好調を維持しており、今年3月のグランドスラム・トビリシでも準優勝。今大会で初の世界大会のメダルを狙う。
内股を軸としたパワーファイター。袖と奥襟を持って圧を掛け、得意の右内股を狙い続ける。打撃系格闘技を思わせる軽快なステップが特徴、これを生かして一気に飛び込む右内股は、かなりの鋭さと破壊力がある。以前は内股一辺倒でほかの技を仕掛けること自体が稀だったが、最近は右内股から切り替えしての右小内刈、横変形からの釣り手側の支釣込足など、足技を強化中。こちらでもステップの軽快さが生きており、いずれもかなりの切れ味を誇る。この手札の増加が、昨年来の躍進の一因であることは間違いない。
自ら挑むことはほとんどないが、相手が密着してきた場合の対処として左「やぐら投げ」や裏投、谷落も備えている。また、相手の技を力で受け止めて浴びせ倒す隅落も得意としている。
おもな戦績
2022年 ワールドマスターズ・エルサレム 2位
2022年 欧州選手権 2位
2023年 グランドスラム・トビリシ 2位
最近の成績
2023年3月 グランドスラム・トビリシ 2位
2023年2月 グランドスラム・テルアビブ 3位
2023年2月 グランドスラム・パリ 予選ラウンド敗退
更新日:2023年5月7日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部
タシケント世界柔道選手権2022での記事
FAZLIU Laura
22歳 2000/9/28
WR:32位 組み手:右組み
得意技:右内股
使用技:右大内刈、左内股(やぐら投げ)、裏投、谷落
今年の欧州選手権準優勝者。内股を軸としたパワーファイターであり、用いるのは専らこの技。試合でほかの技を仕掛けること自体が少なく、奥を叩いてひたすら右内股を狙い続ける。打撃系格闘技を思わせる軽快なステップが特徴であり、これを生かして一気に飛び込む右内股はかなりの鋭さと破壊力がある。自ら挑むことはほとんどないが、相手が密着してきた場合の対処として左「やぐら投げ」や裏投も備えており、内股一辺倒のスタイルながら手詰まりになることは少ない。
おもな戦績
2022年4月 欧州選手権 2位
2021年 グランプリ・ザグレブ 3位
2019年 世界ジュニア選手権 3位
最近の成績
2022年7月 グランプリ・ザグレブ 1回戦敗退
2022年4月 欧州選手権 2位
2022年2月 グランドスラム・パリ 2回戦敗退
更新日:2022年10月6日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部