アンジェリカ・シマンスカ(ポーランド)

2022.09.03
2024.07.21

SZYMANSKA Angelika
階級：63kg級　WR：4位
24歳　1999/10/16
組み手：左組み

得意技：寝技、巴投、左大内刈
使用技：肩車、左大外刈、左小内刈、左小外刈、左出足払、左払腰、左内股
寝技得意技術：腕挫十字固、浮固、「ヤスケヴィッチ式十字」、「ボーアンドアローチョーク」、「腰絞め」

2024年アブダビ世界選手権銀メダリスト。2022年タシケント世界選手権でも5位に入賞している。ワールドツアーの表彰台の常連でもあり、2021年後半からは、2023年グランドスラム東京を除くすべての大会で入賞、8個のメダルを獲得している。

寝技が軸の長身パワーファイター。いかにもポーランド選手らしい、体の力の強さを生かした柔道を行う。基本姿勢はリーチを生かして半身で遠間に構える形。ここから蹴り崩しや巴投で寝技に持ち込む。

階級屈指の寝技の技術を誇り、得意技は腕挫十字固。この技は決定力、展開力ともにかなり高く、巴投から繋ぐ形を軸に、伏せた相手への「ヤスケヴィッチ式」、正面から引き込む形、一度浮固で抑え込んで相手の反応を引き出す形など、様々なルートから極めに至ることができる。「ボーアンドアローチョーク」や「腰絞め」などの絞め技も得意としており、こちらでの勝利も多い。一方、抑え込みはほとんど狙わない。

巴投は相手を横回転で投げる「横巴」を主に用いており、単独でもなかなかの威力。ただし、決めよりも有利な形での寝技への移行を優先するため、完成度と使用頻度に比して、意外にも得点は少ない。

このタイプとしては立技のクオリティも高く、左大内刈や左大外刈、左払腰など、投技による得点が多いことも特徴。左大内刈は、遠間から刈り足を引っ掛け、間合いを維持したままケンケンで追い込む形を得意としている。

おもな戦績

2024年　アブダビ世界選手権　2位
2022年　タシケント世界選手権　5位
2022年　ワールドマスターズ・エルサレム　3位

ドーハ世界柔道選手権2023での記事

SZYMANSKA Angelika
23歳 1999/10/16
WR：5位組み手：左組み

得意技：寝技、巴投、左大内刈
使用技：左大外刈、左払腰、左内股
寝技得意技術：腕挫十字固

ワールドツアー表彰台の常連。昨年のタシケント世界選手権では5位、ワールドマスターズでは3位に入賞している。

巴投と寝技が主体のパワーファイター。いかにもポーランド選手らしい、体の力の強さを生かした柔道を行う。得意技は巴投と左大内刈。巴投はいわゆる「横巴」を主に用い、この技で寝技に持ち込み、腕挫十字固で仕留めるのが得意パターンだ。左大内刈は、遠間から刈り足を引っ掛け、間合いを維持したままケンケンで追い込む形を得意としている。

寝技を軸とする選手ながら、立技にも積極的。このタイプにありがちな、捨身技を連発して寝技に繋ぐタイプではない。左大外刈や左払腰にも威力があり、得点はむしろ相手を投げてのものが多い。

おもな戦績

2022年タシケント世界選手権 5位
2022年ワールドマスターズ・エルサレム 3位
2022年グランドスラム・ハンガリー 2位

タシケント世界柔道選手権2022での記事

SZYMANSKA Angelika
22歳 1999/10/16
WR：15位組み手：左組み

得意技：寝技、巴投、左大内刈
使用技：左大外刈、左払腰、左内股
寝技得意技術：腕挫十字固

東京五輪後に成績を伸ばした若手の注目株。ポーランド選手らしく、体の力の強さを生かした柔道で戦う。得意技は腕挫十字固と巴投、左大内刈。巴投はいわゆる「横巴」を主に用い、この技で寝技に持ち込み、腕挫十字固で仕留めるのが得意パターンだ。左大内刈は遠間から手足の長さを生かして刈り足を引っ掛け、間合いを維持したままケンケンで追い込む形を得意としている。寝技を軸とする選手ながら、立技にも積極的。このタイプにありがちな、捨身技を連発して寝技に繋ぐタイプではない。左大外刈や左払腰にも威力があり、得点はむしろ相手を投げてのものが多い。