アルファ=ウマ・ジャロ(フランス)
DJALO Alpha Oumar
階級:81kg級 WR:26位
27歳 1996/9/5
組み手:左組み
得意技:右一本背負投、左大内刈、右大内刈
使用技:右袖釣込腰、右背負投、右大内刈(一本大内)、左小内刈、左大外刈、左足車、裏投
ワールドツアー表彰台の常連。かつては集中力が続かず、好調時には素晴らしいパフォーマンスを見せる一方、安定して結果を残すタイプではなかった。しかし、パリ五輪を前にフランスチームが本腰を入れて強化に乗り出したことが功を奏したのか、2022年半ばに突如覚醒。7月のグランプリ・ザグレブでのワールドツアー初優勝を皮切りに、世界選手権を除く、出場したすべての大会で表彰台に上がった。今年に入ってからは成績を落としているが、これはフランスチーム全体の傾向。五輪本番での爆発のために屈んで力を溜めていると考えておきたい。
属性は足技系の粘戦ファイター。ここ一番の勝負では世界チャンピオンにも勝利してしまう、階級随一の爆発力が特徴だ。前進圧力をベースにリズム良く足技を狙うスタイルであり、組み手を争いながらひたすら前に出続ける。
最大の武器は左右で仕掛けられる大内刈。特に左大内刈は複数の形があり、左小内刈から繋ぐいわゆる「小内大内」や、密着して浴びせ倒す形など、状況に応じて使い分ける。また、この技で崩して左大外刈に繋ぐなど、連続技の起点としても用いられる。左右どちらにも踏み込みやすい、爪先をハの字に広げたガニ股が基本スタンスであり、大内刈への特化具合が窺える。
相手が押し返してきたところを狙う低い右一本背負投も得意としており、この技もかなりの切れ味と破壊力。2022年のグランドスラム東京では、この技で佐々木健志(ALSOK)から「技有」を奪って勝利している。この技の精度が上がったことが、昨年来の躍進を下支えしている。
SNSの投稿を見る限り、70kg級現役世界王者のマルゴ・ピノ(フランス)とはパートナー関係にある様子。2024年アブダビ世界選手権では、観客席が抜かれる度に異様な熱量で絶叫するジャロの姿が映され、ピノの決勝が終了した直後には、最初に駆け寄り勝利を称えた。
おもな戦績
2022年 ワールドマスターズ・エルサレム 3位
2022年 グランプリ・ザグレブ 優勝
2018年 グランドスラム・デュッセルドルフ 2位
最近の成績
2024年5月 アブダビ世界選手権 予選ラウンド敗退
2024年4月 ヨーロッパ選手権 予選ラウンド敗退
2024年3月 グランドスラム・アンタルヤ 予選ラウンド敗退
Judobase:https://judobase.ijf.org/#/competitor/profile/22893
Judoinside:https://www.judoinside.com/judoka/86879/Alpha_Oumar_Djalo/judo-career
更新日:2024年7月4日(パリオリンピック2024特集)
監修:eJudo編集部
ドーハ世界柔道選手権2023での記事
DJALO Alpha Oumar
26歳 1996/9/15
WR:5位 組み手:左組み
得意技:右一本背負投、左大内刈、右大内刈
使用技:左小内刈、左大外刈、左足車
ワールドツアー表彰台の常連。以前は集中力が続かず、好調時には上位陣に勝利する一方、安定して結果を残すタイプではなかった。しかし、パリ五輪を前にフランスチームが本腰を入れて強化に乗り出したことが功を奏したのか、昨年に入り突如覚醒。7月のグランプリ・ザグレブでのワールドツアー初優勝を皮切りに、世界選手権を除く、出場した全ての大会で表彰台に上がっている。
爆発力が売りの足技ファイター。前進圧力をベースにリズム良く足技を狙うスタイルであり、最大の武器は左右で掛けられる大内刈。特に左大内刈は複数の形があり、左小内刈から繋ぐいわゆる「小内大内」や、密着して浴びせ倒す形など、状況に応じて使い分ける。また、この技で崩して左大外刈に繋ぐなど、連続技の起点としても用いられる。
圧を掛け、相手が出てきたところを狙う右一本背負投も得意。昨年のグランドスラム東京では、この技で佐々木健志から「技有」を奪って勝利している。この技の精度が上がったことが、昨年来の躍進を下支えしている。
おもな戦績
2022年 ワールドマスターズ・エルサレム 3位
2022年 グランプリ・ザグレブ 優勝
2018年 グランドスラム・デュッセルドルフ 2位
最近の成績
2023年3月 グランドスラム・アンタルヤ 3位
2023年2月 グランドスラム・パリ 3位
2022年12月 ワールドマスターズ・エルサレム 3位
更新日:2023年5月7日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部
タシケント世界柔道選手権2022での記事
DJALO Alpha Oumar
26歳 1996/9/15
WR:15位 組み手:左組み
得意技:左大内刈、右大内刈
使用技:右一本背負投、左小内刈、左大外刈、左足車
爆発力が売りの足技ファイター。集中力に難があるため安定して成績を残すタイプではないが、コンディションが嵌ったときには上位陣に勝利することも多々。序列以上の存在感を放っている。今大会前最後のワールドツアー大会となったグランプリ・ザグレブで初優勝を達成。勢いに乗っている。
前進圧力をベースにリズム良く足技を狙うスタイルであり、最大の武器は左右に仕掛けられる大内刈。特に左大内刈は複数の形があり、左小内刈から繋ぐいわゆる「小内大内」や密着して浴びせ倒す形など、状況に応じて使い分ける。また、この技で崩して左大外刈に繋ぐなど、連続技の起点としても用いられる。圧を掛けて、相手が出てきたところを狙う右一本背負投も得意。
おもな戦績
2022年7月 グランプリ・ザグレブ 優勝
2018年 グランドスラム・デュッセルドルフ 2位
2019年 グランプリ・トビリシ 5位
最近の成績
2022年7月 グランプリ・ザグレブ 優勝
2022年6月 グランドスラム・ウランバートル 7位
2022年6月 グランドスラム・トビリシ 3回戦敗退
更新日:2022年10月5日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部