プップ・レカ(ハンガリー)

プップ・レカ(ハンガリー) PUPP Reka

PUPP Reka
26歳 1996/7/4
WR:3位 組み手:右組み

得意技:右内股、右小外刈、寝技
使用技:支釣込足(釣り手側)、右払釣込足、右小外掛、右大外刈、右足車、右小内刈、右小内巻込、肩車、隅落、左背負投、左小外刈、谷落
寝技得意技術:「ボーアンドアローチョーク」、袖車絞、肩固

ワールドツアー表彰台の常連。東京五輪では5位入賞を果たした。昨年来好調を維持しており、出場したほとんどの大会で表彰台に上がっている。

地力の高さが柔道のベース。常のパワー派のように釣り手を深く持つことはあまり好まず、主に前襟を持って進退する。得意技は右内股。得点の多くがこの技によるものであり、上体のハンドル操作で捻じり投げる、馬力を生かして豪快に跳ね上げるなど、複数の形を使い分ける。

足の利く選手であり、特に右小外刈など、相手の左足に仕掛ける外側の足技が得意。右内股を軸に据えたことで依存度は減っているが、相手を崩す、間合いをコントロールする、蹴り崩して寝技に繋ぐなど、依然進退の要となっている。また、使用頻度は高くないが、奇襲技として組み手と逆の左背負投も備えている。

寝技では、立技からの伏せ際を狙う「ボーアンドアローチョーク」が得意。亀の状態の相手に対しては、「ローリング」からの肩固や袖車絞をよく用いる。

おもな戦績

2021年 東京五輪 5位
2022年 ワールドマスターズ・エルサレム 3位
2021年 ワールドマスターズ・ドーハ5位

最近の成績

2023年3月 グランドスラム・アンタルヤ 3位
2023年3月 グランドスラム・タシケント 3位
2023年2月 グランドスラム・パリ 2位

更新日:2023年5月6日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部

タシケント世界柔道選手権2022での記事

PUPP Reka
26歳 1996/7/4
WR:1位 組み手:右組み
得意技:右内股、右支釣込足、右払釣込足、右小外刈、右小外掛、寝技
使用技:右大外刈、右小内刈、右小内巻込、肩車、隅落、右内股、左背負投、左小外刈、谷落
寝技得意技術:「ボーアンドアローチョーク」、袖車絞、肩固

ワールドツアーの上位常連。東京五輪で5位入賞を果たしてから好調をキープしており、以降出場したワールドツアー5大会のうち3大会で優勝、すべてで表彰台に上がっている。

軸は足技と寝技。パワーファイターだが、常のパワー派のように釣り手を深く持つことはあまり好まず、前襟を持って進退する正統派。相手を動かしながら、右の外側の足技を狙い続ける。足技はいずれも力強く切れ味あり。得点源であることはもちろん、蹴り崩して寝技に繋ぐためにも用いる、この選手の柔道の要だ。器用な選手でもあり、組み手とは逆の左背負投も用いる。最近は右内股の威力が上がっており、この技による得点が増加傾向。

寝技では相手の伏せ際を狙った「ボーアンドアローチョーク」の使用頻度が高いが、袖車絞やローリングからの肩固など、様々な技術を用いる。

東京五輪ではマイリンダ・ケルメディ(コソボ)を右小内巻込「技有」で破り、引導を渡した形となった。

おもな戦績

2021年 東京五輪 5位
2021年 ワールドマスターズ・ドーハ 5位
グランドスラム 優勝3度

最近の成績

2022年7月 グランドスラム・ハンガリー 優勝
2022年6月 グランドスラム・トビリシ 2位
2022年4月 欧州選手権 2回戦敗退

更新日:2022年10月5日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部

東京2020オリンピックでの記事

PUPP Reka
25歳 1996/7/4
WR:19位 組み手:右組み
得意技:右支釣込足、右払釣込足、右小外刈、右小外掛、寝技
使用技:右大外刈、右小内刈、肩車、隅落、右内股、左背負投、左小外刈、谷落
寝技得意技術:「ボーアンドアローチョーク」、袖口絞、肩固

ワールドツアー上位常連。足技と寝技を軸とするパワーファイター。常のパワー派のように釣り手を深く持つことはあまり好まず、前襟を持ち、相手を動かしながら得意とする右の外側の足技を狙い続ける。足技はいずれも力強く切れ味あり。得点源であることはもちろん、蹴り崩して寝技に繋ぐためにも用いるまさにこの人の柔道の要だ。寝技では相手の伏せ際を狙った「ボーアンドアローチョーク」がもっとも多いが、袖車絞やローリングからの肩固など様々な技術を用いる。右内股や左背負投など前技もこなす器用な選手である。

“あるく近柔”からのひとこと

「ハンガリー国内で唯一世界王者を輩出した名門『パクシュ=PAKS』所属。コーチは2005年カイロ世界選手権73kg級金メダリストのブラウン・アーコシュ氏。このブラウン氏もパクシュ出身、有名どころではバルセロナ五輪95kg級王者のアンタール・コバーチ氏もパクシュ出身です。プップ選手は現在クラブ内に練習パートナーがおらず、ヘドウィグ・カラカス選手が所属しているブダペストのクラブチーム『ホンベード=Honved』で練習しています。物凄く真面目。コツコツ努力して実績を積み上げて来た選手です」

※本名 甲斐田謙 太宰府少年武道会→基山中→西日本短大附高→東海大。現在ハンガリー・ツェグレード在住、同国のクラブで柔道指導に携わる。
https://twitter.com/Arukin0405

おもな戦績

2021年 ワールドマスターズ・ドーハ 5位
2017年 グランドスラム・バクー 2位
ワールドツアー 表彰台6回

最近の成績

2021年6月 ブダペスト世界選手権 3回戦敗退
2021年4月 欧州選手権 3位
2021年3月 グランドスラム・トビリシ 3位

更新日:2021年7月18日(東京オリンピック特集)
監修:eJudo編集部

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