ロベルト・ムシュヴィドバゼ（ロシア）

2019.07.01
2021.07.19

MSHVIDOBADZE Robert
31歳 1989/8/17
WR：3位組み手：右組み
得意技：右小内刈、右内股、右外巻込
使用技：右大外刈、右払腰、右一本背負投、右背負投、右釣込腰(腕を抱える形)、左内股(やぐら投げ)、右小外掛、肩車、右支釣込足、左支釣込足、隅返、隅落、内股透

2018年バクー世界選手権銀メダリスト。足技と腰技を中心に技が多彩、すべてを高いレベルで使いこなす。代名詞となるような得意技があるタイプではなく、柔道のベースは巧みな組み手。持って、切って、持ち替えてと組み手の交換を繰り返しながら相手を抱き込む形を作っては、強引な腰技、あるいは右小内刈、右小外掛で仕留めるのが必殺パターンだ。組み手で相手を徹底的に封じるどこからどう見ても「技巧派」属性で戦っているかと思えば、次の試合では巻き込み技連発のむしろ大味な戦い方をしていたりと、相手や状況に合わせて柔道を大きく変えてくる「不定形」スタイルの選手とも言える。このタイプの例に漏れず、自身の優位を演出することが得意で、1度ペースに嵌められてしまうと非常に厄介だ。最近はヤゴ・アブラゼ(ロシア)の後塵を拝することが多く東京五輪は絶望的だと思われていたが、驚きの代表選出となった。ロシア勢の五輪へのピーキングの上手さを考えると非常に不気味。2018年末のインタビューで井上康生日本代表監督は五輪で警戒すべき選手として「ロシアの選手だから」という一点でこのムシュヴィドバゼの名を挙げていた。いったいどんなコンディションで、どんな柔道を期して畳に上がって来るのか。ひときわ気にかけておきたい選手。

おもな戦績

2018年バクー世界選手権 2位
2018年ワールドマスターズ広州優勝
欧州選手権優勝2回(2017年、2020年)

東京世界柔道選手権2019での記事

MSHVIDOBADZE Robert
29歳 1989/8/17
WR：1位
組み手：右組み
得意技：右小内刈、右大外刈、右内股
使用技：右払腰、右一本背負投、右背負投、右釣込腰(腕を抱える形)、左内股(やぐら投げ)、右小外掛、肩車、支釣込足、隅返、隅落

2018年バクー世界選手権銀メダリスト。足技と腰技を中心に様々な技を高いレベルで使いこなす強者。代名詞となるような得意技があるタイプではなく、柔道のベースは変幻自在の組み手、相手や状況に合わせて刻一刻と変化し続け、形に応じて技を選んでいくそのスタイルはまさに「不定形」。最終的には相手を抱き込んで固定することが多く、この形から強引な腰技や小内刈、小外掛で仕留めるのが必殺パターンである。このタイプの例に漏れず、自身の優位を演出することも得意な試合巧者でもあり、1度ペースに嵌められてしまうと抜け出すことは非常に難しい。