エテル・アスキラシヴィリ(ジョージア)

エテル・アスキラシヴィリ(ジョージア) ASKILASHVILI Eter

ASKILASHVILI Eter
階級:63kg級 WR:49位
20歳 2003/10/18
組み手:両組み

得意技:浮落(アゼルバイジャン式)、左大内刈、裏投、左小外掛、右大内刈
使用技:谷落、左釣込腰、左釣腰、左大外刈、左小内刈、左出足払、左体落、左袖釣込腰、左一本背負投、隅落、浮落、右大外刈、右小内刈、右出足払、右一本背負投

ジョージア期待の若手。シニアでの活躍は今年のグランプリ・ポルトガルの5位くらいだが、同大会ではオズバス・ソフィ(ハンガリー)、ルビアナ・ピオヴェサナ(オーストリア)らの強豪に勝利した。リオー東京期後半に始まったジョージアの女子強化の流れのなかで育った選手であり、順調に力を伸ばしている。男女混合団体戦では、重要な70kg以下枠の戦力。パリ五輪にはチーム招待枠(選手を5人揃えたチームのなかで各大陸1枠、ランキングの高いチームに与えられる)で出場する。

極端なパワーファイター。いかにもジョージア選手らしくひたすら間合いを詰めて力勝負を挑み続ける。組み手の左右が利く両組みであり、相手や状況に合わせて組み手をスイッチしながら戦う。様々な技を左右で用いることができるが、ベースは左組みのようで、こちらの方が手札が多い。

現在最も取り味がある技は、相手の遠い手を下から抱えて浴びせる「アゼルバイジャン式浮落」。左組みの相手がクロスグリップを叩いてきたタイミングを狙う形のほか、自ら肩越しに持って相手のクロスを誘って仕掛けることもある。左右の大内刈も得意としており、振り向くようにねじり倒す、低く潜り込み刈り倒すなど、どちらの方向も複数の型を使い分ける。チャンスには両差しで抱き着くことも多く、この形からは裏投や左小外掛を狙う。

やりたい柔道にまだ地力が追いついていない印象だが、力勝負を軸に据えて戦い続けていることもあり、順調にパワーも獲得している。まだ20歳であることを考えれば、数年後には上位に座るパワーファイターに化ける可能性大だ。

おもな戦績

2024年 グランプリ・ポルトガル 5位
2023年 ヨーロッパジュニア選手権 7位
2020年 カデヨーロッパカップ・アンタルヤ 優勝

最近の成績

2024年5月 アブダビ世界選手権 予選ラウンド敗退
2024年5月 グランドスラム・カザフスタン 予選ラウンド敗退
2024年5月 グランドスラム・ドゥシャンベ 予選ラウンド敗退

Judobase:https://judobase.ijf.org/#/competitor/profile/51028
Judoinside:https://judoinside.com/judoka/135210/Eter_Askilashvili/judo-career

更新日:2024年7月4日(パリオリンピック2024特集)
監修:eJudo編集部

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