メッサウ＝ヘドゥアン・ドリス(アルジェリア)

2024.07.04
2024.07.17

DRIS Messaoud Redouane
階級：73kg級　WR：14位
22歳　2001/9/13
組み手：右組み

得意技：右背負投、右一本背負投、右袖釣込腰、肩車、肩車(モラエイ)、肩車(変則)
使用技：右体落、左背負投、右大外刈、右大内刈、右小内刈、右小内巻込、右小外刈、右大外巻込、右外巻込、左出足払、燕返、隅返、寝技
寝技得意技術：「ボーアンドアローチョーク」、「ローリング」

アフリカ選手権を3連覇(2022年〜2024年)している、地域を代表する強豪。ワールドツアーでもグランプリ・ザグレブで2位を獲得するなど活躍しており、2023年ドーハ世界選手権では、前年の世界王者のツェンドオチル・ツォグトバータル(モンゴル)を下して7位に入賞している。

担ぎ技系の技巧派。組み手による間合いの管理を生命線としており、引き手一本を持って相手と正対する形が基本。この片手状態を起点に、釣り手を前襟、袖、片襟、奥襟と様々な位置に持ち替えながら、組み際の投げを狙う。

得意技は右の担ぎ技。相手とじっくり組み合うことはほとんどなく、釣り手を持つと同時に技を仕掛けることが多い。肩車も得意としており、ノーマルな型のほか、両袖から背中で押し込む通称「モラエイ」や、両袖から谷落様に脚を掛けて反る変則の形も備えている。用いる技種は多く、片襟の右大外刈に右大内刈、切れ味鋭い左出足払、燕返など、決まり技は多岐にわたる。

寝技も最低限の水準には達しており、伏せ際の「ボーアンドアローチョーク」や「ローリング」からの肩固など、流行りの技術を複数備えている。

自ら力勝負を挑むことは少ないが、細身な見た目に似合わぬ体の力があり、パワーファイターが相手でも組み負けない。