ベフルジ・ホジャゾダ(タジキスタン)
KHOJAZODA Behruzi
階級:73kg級 WR:11位
29歳 1995/1/11
組み手:右組み
得意技:左⼩内刈、巴投、右小外刈、寝技
使⽤技:左袖釣込腰、右背負投、左背負投、左体落、右釣込腰、右大外刈、右⼩内刈、右⼩外掛、右払釣込⾜、右内股、左小内巻込、隅返、隅落
寝技得意技術:腕挫十字固、「横三角」、「ホイジンハロール」、「ローリング」
ワールドツアー表彰台の常連。優勝歴こそないものの、2019年東京世界選手権では5位、2023年ワールドマスターズでは2位に入賞している。サンボでも活躍しており、2017年世界選手権74kg級の王者。さらに翌2018年の世界選手権でも、3位を獲得している。
サンボの影響を強く感じる変則スタイルが持ち味。組み手の左右をスイッチして仕掛ける左技を得意としており、釣り手の位置は左引き手としても用いることができる上腕や袖を好む。生命線はいかにもタジキスタン選手らしい強烈な袖の絞り。これを生かして引き手を懐に抱き込む形を基本としており、相手がそれを嫌がることを利用しながら投げを狙う。
使用技、決まり技ともに多彩だが、得意技は左小内刈と巴投。いずれも両袖状態から仕掛ける。左小内刈は「一本小内」型ではなく、最後まで両袖のまま仕掛けることが多く、タックル様に正面から懐に潜り込む。一方、巴投は相手の重心の下に一気に滑り込む「角田式」に近い理合。得点源であるとともに、寝技への導入としても用いている。
ケンカ四つの相手に対しては足技を軸に戦うことが多く、特に右小外刈はなかなかの切れ味。相手が背中を抱いてきたタイミングを狙って後方に切り返す形を得意としている。
寝技の練度も極めて高い。サンボらしい関節技を軸とした寝技を行う。得意技は腕挫十字固。立技から相手の袖を持ったまま仕掛けることが多く、立ちから寝の移行が非常に早い。この技を耐えさせてから展開して抑え込む形も得意としており、反対に相手に敢えて脚を絡ませ、それを意識させておいて腕挫十字固で決める形も用いる。ほかにも「横三角」や「ホイジンハロール」、「ローリング」などの主流の技術はひととおり用い、相手の背中側に着いて転がし、耐え方に合わせて展開を分岐させながら「一本」に辿り着く。
おもな戦績
2019年 東京世界選⼿権 5位
2023年 ワールドマスターズ・ハンガリー 2位
2024年 グランドスラム・ドゥシャンベ 2位
最近の成績
2024年5月 アブダビ世界選手権 予選ラウンド敗退
2024年5月 グランドスラム・ドゥシャンベ 2位
2024年4月 アジア選手権 予選ラウンド敗退
Judobase:https://judobase.ijf.org/#/competitor/profile/17191
Judoinside:https://www.judoinside.com/judoka/93112/Behruzi_Khojazoda/judo-career
更新日:2024年7月4日(パリオリンピック2024特集)
監修:eJudo編集部