サルドル・ヌリラエフ(ウズベキスタン)

サルドル・ヌリラエフ(ウズベキスタン) NURILLAEV Sardor

NURILLAEV Sardor
階級:66kg級 WR:12位
29歳 1994/11/12
組み手:右組み

得意技:右大内刈、右内股、隅返、裏投、寝技
使用技:左体落、左袖釣込腰、右袖釣込腰、右背負投、右小内刈、右小内巻込、左出足払、隅返、引込返、横分、帯取返
寝技得意技術:腕挫十字固(ヤスケヴィッチ式)

ワールドツアー表彰台の常連。主役級の活躍を見せて次代の本命と騒がれた2021年前半と比べると失速した感は否めないが、現在もコンスタントに成績を残している。

袖と前襟の二本を持つ正統派スタイルがベース。右大内刈と右内股、隅返の連携を軸に、試合を組み立てる。近年は力勝負の傾向を強めており、接近戦の割合が増加。この形からは裏投を狙うことが多い。これに伴って担ぎ技の使用頻度は減っている。使用頻度は高くないが、飛び道具としていわゆる「イ・ウォンヒ体落」(組み際に左右をスイッチして仕掛ける低い体落)も持っており、これはかなりの威力。寝技では、亀になった相手の背中側から腕を極める、いわゆる「ヤスケヴィッチ式十字」を得意としている。

技は切れるが勝ち急ぐ傾向あり。遠間から浅く足を引っ掛け、技を繋いで最終的には捨身技で引き込むことも多い。この「勝ち急ぎ」ゆえに、投げのある正統派タイプとしては珍しく、先手攻撃を繰り返しての「指導3」反則による勝利が多い。

2021年グランドスラム・トビリシ決勝で見せた「右大内刈で追い込んでの右内股」の印象が強烈で、これを根拠に得意技が語られることが多い。ただし、その後を観察するとこれはたまたま「嵌った」形であり、あくまでも持ちパターンの一つでしかない様子。以降この形では、あれほど爆発的な投げは見せていない。

おもな戦績

2021年 アジア・オセアニア選手権 優勝
2021年 グランドスラム・トビリシ 優勝
2019年 グランプリ・マラケシュ 優勝

最近の成績

2024年5月 アブダビ世界選手権 予選ラウンド敗退
2024年4月 アジア選手権 3位
2024年3月 グランドスラム・アンタルヤ 予選ラウンド敗退

Judobase:https://judobase.ijf.org/#/competitor/profile/27982
Judoinside:https://www.judoinside.com/judoka/69381/Sardor_Nurillaev/judo-career

更新日:2024年7月4日(パリオリンピック2024特集)
監修:eJudo編集部

ドーハ世界柔道選手権2023での記事

NURILLAEV Sardor
28歳 1994/11/12
WR:19位 組み手:右組み

得意技:右大内刈、右内股、右袖釣込腰、裏投、寝技
使用技:左体落、右背負投、右小内刈、左出足払、隅返、引込返、横分
寝技得意技術:腕挫十字固(ヤスケヴィッチ式)

ワールドツアー表彰台の常連。主役級の活躍を見せた2021年前半と比べると失速した感は否めないが、現在もコンスタントに成績を残している。

袖と前襟の二本を持つ正統派スタイルが基本形。右大内刈と右内股の連携と、右背負投、右袖釣込腰などの担ぎ技を軸に試合を組み立てる。最近はパワー派方向に角を出しており、密着勝負の割合が増加中。度々豪快な裏投を見せている。飛び道具としていわゆる「イ・ウォンヒ体落」(組み際に左右をスイッチして仕掛ける低い体落)も保有しており、使用頻度は高くないものの、威力は高い。寝技では、亀になった相手の背中側から腕を極める、いわゆる「ヤスケヴィッチ式十字」を得意としている。

2021年グランドスラム・トビリシ決勝で見せた「右大内刈で追い込んでの右内股」の印象が強いが、たまたま「嵌った」形であり、あくまでも持ちパターンの一つでしかない様子。以降この形では、あれほど爆発的な投げは見せていない。

おもな戦績

2021年 アジア・オセアニア選手権 優勝
2021年 グランドスラム・トビリシ 優勝
2019年 グランプリ・マラケシュ 優勝

最近の成績

2023年3月 グランドスラム・タシケント 2位
2023年2月 グランドスラム・パリ 5位
2022年12月 ワールドマスターズ・エルサレム 5位

更新日:2023年5月6日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部

タシケント世界柔道選手権2022での記事

NURILLAEV Sardor
27歳 1994/11/12
WR:12位 組み手:右組み

得意技:右内股、右袖釣込腰、左体落、寝技
使用技:右小内刈、右背負投、左出足払、隅返、引込返、横分
寝技得意技術:腕挫十字固

新型コロナ禍期間に急成長を遂げた本格派。昨年は6大会に出場して表彰台4回(優勝2回)の好成績を収めたが、東京五輪では初戦でデニス・ヴィエル(モルドバ)との試合時間12分超えの熱戦の末、同一箇所の治療3回で棄権負けとなった。

得意技は切れ味鋭い右内股と右袖釣込腰。ウズベキスタン選手には珍しく密着を好まず、袖と襟の二本を持つ正統派スタイルである。右大内刈もよく用い、この技で追い込んで右内股に繋ぐのが必勝パターンだ。飛び道具としていわゆる「イ・ウォンヒ体落」(組み際に左右をスイッチして仕掛ける低い体落)も持っており、これもかなりの威力。寝技では、亀になった相手を横に転がしての腕挫十字固を得意としている。

おもな戦績

2021年 アジア・オセアニア選手権 優勝
2021年 グランドスラム・トビリシ 優勝
2019年 グランプリ・マラケシュ 優勝

最近の成績

2022年6月 グランドスラム・ウランバートル 2回戦敗退
2022年4月 グランドスラム・アンタルヤ 3位
2021年7月 東京五輪 1回戦敗退

更新日:2022年10月5日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部

東京2020オリンピックでの記事

NURILLAEV Sardor
26歳 1994/11/12
WR:10位 組み手:右組み
得意技:右内股、右袖釣込腰、左体落、寝技
使用技:右小内刈、右背負投、左出足払、隅返、引込返、横分
寝技得意技術:腕挫十字固

新型コロナ禍に急成長を遂げた本格派。今年は6大会に出場して表彰台4回(優勝2回)と大出世、6月のブダペスト世界選手権でもダークホース的存在(※2回戦敗退)だった。ウズベキスタン選手には珍しく密着を好まず、袖と襟の二本を持つ正統派柔道。得意の右内股と右袖釣込腰は切れ味抜群。右大内刈もよく用い、この技で追い込んで右内股に繋ぐのが必勝パターンだ。飛び道具として所謂「イ・ウォンヒ体落」(組み際に左右をスイッチして仕掛ける低い体落)も持っており、これもかなりの威力。寝技では、亀になった相手を横に転がしての腕挫十字固を得意としている。

おもな戦績

2021年 アジア・オセアニア選手権 優勝
2021年 グランドスラム・トビリシ 優勝
2019年 グランプリ・マラケシュ 優勝

最近の成績

2021年6月 ブダペスト世界選手権 2回戦敗退
2021年4月 アジア・オセアニア選手権 優勝
2021年3月 グランドスラム・トビリシ 優勝

更新日:2021年7月18日(東京オリンピック特集)
監修:eJudo編集部

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