組み合う稽古再開へ全柔連が新指針、「0.25」の数値基準を撤廃

全日本柔道連盟は、新型コロナウイルスの感染防止対策のために定めていた「段階的練習試合再開の指針」を見直し、28日に全国に通達した。既報通り、これまで「都道府県ごとに、均衡10万人あたりの1週間の新規感染者数が0.25以下」とされていた段階2(組み合っての稽古)の数値基準を外し、チームと地域社会の実情に応じて、打ち込みや投げ込みなどの組み合う稽古を行うことが出来るようになった。都道府県ごとの感染者数のばらつきが大きく、当初定めた数値基準が実情に合わなくなったことを考慮した。

新たな指針では、チーム内に感染者や濃厚接触者がおらず、地域の学校やスポーツ活動が再開されている状況であれば相手と組み合う練習の導入が可能(「段階2」)。そののち、近隣で感染者の著しい増加がなければ乱取りや試合稽古(「段階3」)へと移行出来る。

一方で、チーム内に感染者が出た場合には保健所と全日本柔道連盟、所属連盟に連絡の上で2週間の練習休止、近隣地域に感染者の著しい増加があった場合には練習を「段階1」に戻すことを求めている。

全日本柔道連盟の通達は下記から。(全日本柔道連盟ウェブサイト)

https://www.judo.or.jp/p/52183

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