全柔連が稽古再開に向けた指針を通達

写真は女子日本代表合宿(2019年)

全日本柔道連盟は22日、緊急事態宣言の解除(14日に39県、21日に近畿3府県)を受けて柔道の練習再開に関する新たな指針を通達した。地域の感染状況を踏まえて、あくまで段階的に練習に復帰するものとし、3つの段階を提示している。IJFのガイドラインも参考に「畳4枚ほど(8㎡)に1名、組み合わないで1時間以内」(段階1)、「畳8枚ほど(16㎡)に2名、組み合う相手は変えず乱取り禁止、1時間程度」(段階2)など具体的な基準も示されている。

また、対外試合や大会の実施についてはさらに先の段階とし、当面延期・中止を求めるとした。

ガイドラインの要約、全柔連による通知は下記

<要約>※編集部による

【段階1】
社会的状況:外出規制緩和、学校や部活動の1部再開
練習の指針:畳4枚に1人のスペース確保、マスク着用、相手と組み合わない、1時間以内
【段階2】
社会的状況:学校や部活動の再開、3密のうちマスク着用での密接許可
練習の指針:畳8枚に2人のスペース確保で相手は変えない、マスク着用義務あり、組み合うが乱取りは禁止、1時間以内
【段階3】
社会的状況:地域で感染者が一定期間(たとえば4週間)出ない、移動制限の解除
練習の指針:密集はなるべく避ける、マスク着用義務なし、5分間以内の組み合う稽古(乱取りなど)、相手は5人以内、出稽古や対外試合は行わない、2時間以内

※すべての段階で、「健康記録表の作成と提出」「共用設備の消毒」「共用シャワーの使用禁止」「十分な換気」「稽古後自宅でのシャワー」「毎日のギアの洗濯」「頻繁な手洗い」が義務付けられる

<全柔連による通知本文>
https://www.judo.or.jp/wp-content/uploads/2020/05/63293a4e6cb02bd9755a7eb44feb7fd1.pdf

関連記事一覧