[随時更新]準々決勝〜決勝速報・ 第34回皇后盃全日本女子柔道選手権大会
準々決勝
素根輝(推薦・環太平洋大1年)○GS有効・大内刈(GS3:15)△山部佳苗(近畿・ミキハウス)
ケンカ四つ。担ぎを狙う素根、前に出る山部の構図で拮抗。ともに「指導2」失った延長戦、素根が作りで背負投を晒しておいての左大内刈。膝を着いた山部を捩じり押し込んで「有効」。
稲森奈見(東京・三井住友海上)○GS有効・谷落(GS0:39)△井上舞子(関東・警視庁)
ケンカ四つ。井上が両襟からの左内股、稲森もしぶとく引き手で袖を得ては右内股を仕掛け合う好試合。稲森突如組み立てを変え背を抱いて突進、間合いを詰められて崩れた井上を捲り制して「有効」。
冨田若春(推薦・コマツ)○内股透(0:37)△児玉ひかる(九州・東海大1年)
ケンカ四つ。冨田釣り手を下から突いて前に出ると児玉の左内股をヒラリと透かし、残った右足を体落の形で捉えて「一本」。
朝比奈沙羅(推薦・パーク24)○GS有効・支釣込足(GS2:34)△髙山莉加(東京・三井住友海上)
右相四つ。左構えでまず引き手を得たい朝比奈に対し、髙山引き手で袖を殺しては片襟の右大外落で攻めまくり「指導2」リード。朝比奈奥襟を叩くと髙山ついに我慢できず奥襟で応じて止め合ってしまう。朝比奈胸を合わせて、支釣込足一撃で決着。
準決勝
素根輝(推薦・環太平洋大1年)○GS有効・大内刈(GS0:56)△稲森奈見(東京・三井住友海上)
ケンカ四つ。稲森の組み手の巧さに素根は苦戦、「指導2」対「指導1」ビハインド。延長戦でギアを上げ、両襟の小外掛で場外際に追い詰めると斜めから左大内刈を捩じ入れ「有効」。
朝比奈沙羅(推薦・パーク24)○大外巻込(2:05)△冨田若春(推薦・コマツ)
右相四つ。冨田引き手で朝比奈の右袖を絞って組み止め、朝比奈がやや嫌って膠着。朝比奈釣り手を高く揚げてこの防壁を乗り越え、右大外巻込「一本」。
決勝
素根輝(推薦・環太平洋大1年)○GS反則[指導3](GS5:05)△朝比奈沙羅(推薦・パーク24)
朝比奈両襟からの右払腰を軸に本戦は優位、「指導2」対「指導1」でリード。延長で素根が加速、8分を越えたところで意外な右への袖釣込腰と、右襟を掴んでの内巻込で完全に空間を掌握。「指導3」で決着。
撮影:辺見真也
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