[随時更新]二回戦速報・ 第34回皇后盃全日本女子柔道選手権大会
二回戦
素根輝(推薦・環太平洋大1年)○反則[指導3](3:57)△小林幸奈(近畿・龍谷大4年)
左相四つ。粘る小林に対し引き手を得て粛々状況を作る。残り3秒、完璧な組み手から足車。投げ切れずも小林に場外の「指導3」。
佐々木ちえ(東京・東京学芸大3年)○優勢[有効・大内刈]△市川香代子(東北・宮城県警察)
右横変形に構えあっての蹴り崩しあい、やや膠着。双方「指導2」失陥の終盤にラッシュを掛けた佐々木が右一本背負投、大内刈と繋いで残り1秒「有効」。
山部佳苗(近畿・ミキハウス)○払腰(0:55)△古賀早也香(中国・帝京大1年)
ケンカ四つ。山部が引き手争いから敢えて袖を持たせ、両襟の右払腰「一本」。
粂田晴乃(関東・筑波大3年)○袖釣込腰(0:55)△立川桃(四国・東海大1年)
左相四つ。粂田引き手を襟から袖に持ち替え、左袖釣込腰。縦回転で立川吹っ飛び「一本」。
井上舞子(関東・警視庁)○合技[内股・崩袈裟固](3:51)△渡辺心実(北信越・金沢学院大4年)
井上動きが切れている。「指導2」を先行、終盤に渡辺の右小外刈に揺らされながら左内股「技有」。そのまま抑え込む。
佐藤陽子(東海・東海大1年)○GS反則[指導3](GS3:22)△中山有加(東京・JR東日本)
ケンカ四つ。拮抗続くも佐藤が圧力で押し込み続け、小外刈で尻餅をつかせた直後試合決着「指導2」対「指導3」。この試合で引退の中山に観客席から大きな拍手。
稲森奈見(東京・三井住友海上)○GS足車(GS2:13)△寺田宇多菜(関東・桐蔭横浜大3年)
寺田左背負投で攻めて一時は「指導2」リードも稲森が奮起。引き手で襟を持っての足車で猛攻、「指導2」取り返すと、ついに袖を得ての右足車「一本」。
桑形萌花(近畿・須磨学園夙川高2年)○反則[指導3](3:40)△鶴岡来雪(東京・コマツ)
桑形、徹底して引き手から持っての前進とパワフルな技出しで試合巧者鶴岡の粘りを突破。ストレートで「指導」3つ得て快勝。
冨田若春(推薦・コマツ)○横四方固(2:35)△黒木七都美(近畿・龍谷大4年)
右相四つ。大型・冨田の突進を黒木敢えて奥襟を叩いて止めるが、冨田が捻りを呉れると腕が残ってしまい浮落「有効」。そのまま抑え込んで試合終了。
佐俣優依(関東・VILLAGE)○優勢[技有・払巻込]△薮内美咲(北海道・桐蔭横浜大1年)
左相四つ。1分9秒、佐俣が左払巻込で素早く投げ切り「技有」。大型薮内の猛攻にガス欠気味も「指導1」失陥で逃げ切る。
児玉ひかる(九州・東海大1年)○GS有効・払腰(GS2:13)△中村美里(東京・三井住友海上)
左相四つ。体格に大きく勝る児玉が引き手で袖を得ては蹴り崩す手堅さを見せ、「指導2」リード。中村足技で良く粘るが、児玉が完璧な組み手から払腰。作用足は空転したが勢いがついて「有効」。
菅原歩巴(東北・久慈東高等学校)○払腰(2:20)△髙橋瑠璃(東京・山梨学院大1年)
高橋背負投で新境地見せるも菅原が思い切った払腰。釣り手窮屈も巧みに回し切り豪快「一本」。
朝比奈沙羅(推薦・パーク24)○GS有効・払巻込(GS1:04)△山本沙羅(北信越・福井県スポーツ協会)
ケンカ四つ。山本両襟で組み止め後の先狙いも「指導」先行され、以降は一進一退の攻め合い。朝比奈両襟からひときわ力を籠めて右払腰、粘って払巻込に連絡し「有効」。
米川明穂(東海・藤枝順心高3年)○GS反則[指導3](GS5:12)△出村花恋(近畿・龍谷大3年)
ケンカ四つ、米川のパワーと出村の巧さがかち合って一進一退。5分52秒出村に最初の「指導」。以降米川がじわじわ陣地を広げて、最後は両者への「取り組まない」反則宣告で終戦。
髙山莉加(東京・三井住友海上)○GS有効・内股透(GS5:37)△秋場麻優(中国・環太平洋大4年)
ケンカ四つの大消耗戦。ともに「指導2」失った攻め合いの中、秋場の膝を着いての左内股を透かした髙山が体ごと押し込んで「有効」。
井上愛美(九州・JR九州)○反則[指導3](1:38)△村井杏弥(四国・高松商高3年)
右相四つ。村井体格差をものともせず奥襟を叩くが井上は冷静に詰めて状況を作る。最後は村井の右一本背負投の両手が離れてしまい、偽装攻撃の「指導3」。
撮影:辺見真也
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