冨田若春(コマツ)
TOMITA Wakaba
27歳 1997/4/9
WR:16位 組み手:右組み
得意技:右体落、右足車、右大外刈
使用技:右大内刈、右小外刈、右背負投、右一本背負投、右袖釣込腰、右内股、支釣込足(釣り手側)
2021年ハンガリー世界選手権銀メダリスト。2022年のタシケント世界選手権でも銅メダルを獲得している。2015年に世界ジュニア選手権を制して将来を嘱望されながら、以降は怪我の影響もあって停滞、長い雌伏の期間を過ごした苦労人。なかなかブレイクのきっかけを掴めなかったが、2020年秋に講道館杯を連覇。以降は、皇后盃全日本女子選手権で2度優勝(2020年、2022年) するなど、常に階級のトップクラスに位置し続けている。昨年後半からは怪我の影響もあって大会から遠ざかっていたが、今年4月の全日本選抜体重別選手権で優勝。3度目の世界選手権代表に選出された。
武器は馬力と機動力の高さ。身長166センチと最重量級では小柄な体格ながら、スピードと小回りの良さを生かした、パワフルな投技を持ち味としている。右体落や右大外刈などの片襟技を得意としており、一瞬で加速、タイミングを合わせて質量を一点にガチンとぶつけるこれらの技は、いずれも高い威力を誇る。足技も切れ、立ち技に関しては全方位に隙がない。実は組み手の巧者でもあり、片襟を中心に前襟、奥襟、両襟とどこを持っても戦える。
弱点は、組み負けると待ちに出てしまうこと。多くの海外勢には体格で劣るため、間合いを詰められサイズで攻められると、展開に窮してしまう。持ち味が生きるフィールドで戦いたい。
おもな戦績
2022年 タシケント世界選手権 3位
2021年 ハンガリー世界選手権 2位
皇后盃全日本女子選手権 優勝2回(2020年、2022年)
最近の成績
2024年4月 全日本選抜体重別選手権 優勝
2023年9月 アジア大会 3位
2023年6月 グランドスラム・ウランバートル 優勝
更新日:2024年5月18日(アブダビ世界柔道選手権2024特集)
監修:eJudo編集部
タシケント世界柔道選手権2022での記事
TOMITA Wakaba
25歳 1997/4/9
WR:9位 組み手:右組み
得意技:右体落、右大内刈、右大外刈、右背負投
使用技:右小外刈、右一本背負投、右内股、右足車、右支釣込足
2021年ハンガリー世界選手権銀メダリスト。2015年に世界ジュニア選手権に優勝して将来を嘱望されながら、以降は怪我の影響もあって停滞、長い雌伏の期間を過ごした苦労人。なかなかブレイクのきっかけを掴めなかったが、2020年秋に講道館杯を連覇すると、勢いのままに12月の皇后盃全日本女子選手権に優勝。昨年4月の全日本選抜体重別選手権も制し、自身初の世界大会となるハンガリー世界選手権代表の座を射止めた。同大会では決勝で朝比奈沙羅に敗れたものの、前述のとおり銀メダルを獲得。大会後には朝比奈との試合で左膝を負傷したことで7月に左膝、10月に右膝の手術を受けて長期離脱を余儀なくされたが、今年2月のグランドスラム・パリを制して競技に復帰。以降は4月の全日本選抜体重別選手権と皇后盃全日本女子選手権、7月のグランドスラム・ハンガリーと連戦連勝。膝の不安が解消されたことで柔道の幅も広がり、昨年以上に勢いに乗って、タシケント世界選手権の畳に上がる。
武器は機動力の高さ。身長166センチとこの階級では上背に欠けるが、小回りの良さを生かして相手を動かし、片襟の右体落や右背負投に嵌めていく。一瞬で加速、タイミングを合わせて質量を一点にガチンとぶつけるこの片襟技は名人芸。威力抜群だ。足技も切れ、立ち技に関しては全方位に隙がない。実は組み手の巧者でもあり、片襟を中心に前襟、奥襟、両襟とどこを持っても戦える。特に今年に入ってからは前襟を得ての進退のレベルが上っており、これまでの片襟など変則がベースの柔道から、組み合っての駆け引きもこなせる、より完成度の高い選手へと進化を遂げた。どんな相手、いかなる状況でも「自分の土俵」に持ち込めるこの選択肢の豊かさが、冨田の「対大型」における強さの源泉だ。
おもな戦績
2021年 ハンガリー世界選手権 2位
皇后盃全日本女子選手権 優勝2度(2020年、2022年) ※無差別
2015年 世界ジュニア選手権 優勝
最近の成績
2022年7月 グランドスラム・ハンガリー 優勝
2022年4月 皇后盃全日本女子選手権 優勝 ※無差別
2022年4月 全日本選抜体重別選手権 優勝
更新日:2022年10月6日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部
ブダペスト世界選手権2021での記事
TOMITA Wakaba
24歳 1997/4/9
WR:46位 組み手:右組み
得意技:右体落、右大内刈、右大外刈、右背負投
使用技:右小外刈、右一本背負投、右内股、右足車、右支釣込足
2015年世界ジュニア選手権王者。将来を嘱望されながら怪我などもあってなかなかブレイク出来なかったが、2020年秋に講道館杯を連覇すると勢いそのままに12月の皇后盃全日本女子選手権に優勝。今年4月の全日本選抜体重別選手権も制して初の世界選手権代表の座を手にした。強化陣が2024年パリ五輪のホープと期待する、「遅れて来た大型新人」である。
武器は機動力の高さ。身長166センチとこの階級では上背に欠けるが、小回りの良さを生かして相手を動かし、片襟の右体落や右背負投に嵌めていく。一瞬で加速、タイミングを合わせて質量を一点にガチンとぶつけるこの片襟技は名人芸、威力抜群だ。足技も切れ、立技に関しては全方位に隙がない。実は組み手の巧者でもあり、片襟を中心に前襟、奥襟、両襟とどこを持っても戦える。どんな相手、いかなる状況でも「自分の土俵」に持ち込めるこの選択肢の豊かさと戦術眼の確かさが冨田の「対大型」における強さの源泉。イダリス・オルティス(キューバ)に朝比奈沙羅と世界王者2名が揃ったこの大会で力を証明することが出来るか。狙うはもちろん初出場、初優勝だ。
おもな戦績
2020年 皇后盃全日本女子選手権 優勝 ※無差別
2019年 グランプリ・ブダペスト 優勝
2015年 世界ジュニア選手権 優勝
最近の成績
2021年4月 全日本選抜体重別選手権 優勝
2020年 皇后盃全日本女子選手権 優勝 ※無差別
2020年 講道館杯全日本体重別選手権 優勝
更新日:2021年6月3日(ブダペスト世界選手権2021特集)