ピーテル・パルチク(イスラエル)

ピーテル・パルチク(イスラエル) PALTCHIK Peter

PALTCHIK Peter
階級:100kg級 WR:11位
32歳 1992/1/4
組み手:両組み

得意技:右袖釣込腰、左袖釣込腰、右背負投、左背負投
使用技:右大外刈、左大外刈、左内股(やぐら投げ)、右釣腰、右内股、右出足払、右払釣込足、肩車、隅返、引込返、抱分、浮落、隅落

2023年ドーハ世界選手権銅メダリスト。長年世界のトップ層に位置しながら、世界大会での入賞はなかったが、東京五輪で7位に入賞。これで大舞台に弱いという負のジンクスを払拭すると、昨年の世界選手権では悲願のメダルを獲得した。

属性は組み手が主体の技巧派。組み手の左右が利く両組みであり、相手との相性や力関係、状況に合わせ、組み手の左右をスイッチしながら戦う。柔道のベースは組み勝手の圧殺であり、組み手の左右を交換しながら相手を封じ続けての、「指導3」反則による勝利も多い。

いかにもイスラエル選手らしく、得意技は左右の袖釣込腰と背負投。どちらも組み際や、組み手をスイッチしたタイミングに低く潜り込むように仕掛ける。これ以外では、左組みでは腰技や左大外刈などの大技、右組みでは足技を用いることが多く、右出足払や右払釣込足にはなかなかの切れ味がある。

右組みで奥襟を持たれた際には左の「やぐら投げ」も用いるなど、接近戦も得意としている。相手を抱き込んでの抱分や引込返、懐の深さを生かしてたカウンターの隅落による得点も多い。

おもな戦績

2023年 ドーハ世界選手権 3位
2021年 東京五輪 7位
2023年 ワールドマスターズ・ハンガリー 2位

最近の成績

2024年5月 アブダビ世界選手権 予選ラウンド敗退
2024年5月 グランドスラム・カザフスタン 3位
2024年3月 グランドスラム・タシケント 予選ラウンド敗退

Judobase:https://judobase.ijf.org/#/competitor/profile/9718
Judoinside:https://www.judoinside.com/judoka/51441/Peter_Paltchik/judo-career

更新日:2024年7月4日(パリオリンピック2024特集)
監修:eJudo編集部

ドーハ世界柔道選手権2023での記事

PALTCHIK Peter
30歳 1992/1/4
WR:5位 組み手:両組み

得意技:右袖釣込腰、左袖釣込腰、右背負投、左背負投
使用技:右大外刈、左大外刈、左内股(やぐら投げ)、右釣腰、右内股、右出足払、右払釣込足、引込返、浮落、隅落

ワールドツアー表彰台の常連。長年世界の上位に位置しながら世界大会での入賞がなかったが、東京五輪でついに7位入賞。大舞台に弱いという負のジンクスを払拭した。しかし、昨年のタシケント世界選手権では、シードを得ていながらまさかの初戦敗退。再び嫌な流れに呑まれつつある。

最大の特徴は、組み手の左右が利く両組みであること。相手との相性や力関係、状況に合わせ、組み手の左右をスイッチしながら戦う。いかにもイスラエル選手らしく、得意技は左右の袖釣込腰と背負投。どちらも組み際や、組み手をスイッチしたタイミングに低く潜り込むように仕掛ける。これ以外では、左組みでは腰技や左大外刈などの大技、右組みでは足技を用いることが多く、右出足払や右払釣込足はなかなかの切れ味を誇る。右組みの相手に奥襟を持たれた際には左の「やぐら投げ」も用いるなど、接近戦も得意としている。

上記のとおり、投げ技の威力、精度ともにも高いが、実はこの選手の柔道のベースは組み勝っての圧殺。組み手の左右を交換しながら相手を封じ続けての、「指導3」反則による勝利も多い。

おもな戦績

2021年 東京五輪 7位
2021年 ワールドマスターズ・ドーハ 3位
2020年 欧州選手権 優勝

最近の成績

2023年3月 グランドスラム・アンタルヤ 予選ラウンド敗退
2023年2月 グランドスラム・テルアビブ 5位
2023年2月 グランドスラム・パリ 3位

更新日:2023年5月11日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部

タシケント世界柔道選手権2022での記事

PALTCHIK Peter
30歳 1992/1/4
WR:5位 組み手:両組み

得意技:右袖釣込腰、左袖釣込腰、右背負投、左背負投
使用技:右大外刈、左大外刈、左内股(やぐら投げ)、右釣腰、右内股、右出足払、右払釣込足、引込返、浮落、隅落

ワールドツアーの表彰台常連。相性や力関係、状況に合わせて組み手の左右をスイッチしながら戦う両組み選手。得意技は左右の袖釣込腰と背負投。組み際や、組み手をスイッチしたタイミングに低く潜り込むように仕掛ける。左組みでは腰技や左大外刈などの大技、右組みでは足技を用いることが多く、右出足払や右払釣込足はなかなかの切れ味。右組みの相手に奥襟を持たれた際には左の「やぐら投げ」も用いる。

上記のとおり投げ技の威力、精度ともにも高いが、実はこの選手の柔道のベースは組み勝っての圧殺。組み手の左右を交換しながら相手を封じ続けての「指導3」反則による勝利も多い。長年世界の上位に位置しながら世界大会での入賞がなかったが、東京五輪でついに7位入賞。大舞台に弱いという負のジンクスを払拭した。今大会では自身初となる世界大会のメダルを狙う。

おもな戦績

2021年 東京五輪 7位
2021年 ワールドマスターズ・ドーハ 3位
2020年 欧州選手権 優勝
ワールドツアー 表彰台16度(優勝6度)

最近の成績

2022年7月 グランドスラム・ハンガリー 2回戦敗退
2022年6月 グランドスラム・ウランバートル 3位
2022年4月 欧州選手権 7位

更新日:2022年10月10日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部

東京2020オリンピックでの記事

PALTCHIK Peter
29歳 1992/1/4
WR:4位 組み手:両組み
得意技:右袖釣込腰、左袖釣込腰、右背負投、左背負投
使用技:右大外刈、左大外刈、左内股(やぐら投げ)、右出足払、右払釣込足、引込返、浮落、隅落

ワールドツアー表彰台の常連。相性や力関係、状況に合わせて組み手の左右をスイッチしながら戦う両組み選手。得意技は左右の袖釣込腰と背負投。組み際や、組み手をスイッチしたタイミングに低く潜り込むように仕掛ける。左組みでは腰技や左大外刈などの大技、右組みでは足技を用いることが多く、右出足払や右払釣込足はなかなかの切れ味。右組みの相手に奥襟を持たれた際には左の「やぐら投げ」(=左の腰技)も用いる。と書いて来たとおり投げ技の威力も高いが、実はこの選手の基本戦法は圧殺。組み手の左右を交換しながら相手を封じ続けての「指導3」反則による勝利も多い。大舞台に弱いのか、世界大会ではまだ入賞したことがない。

“あるく近柔”からのひとこと

「イスラエル最大のクラブであるオーレン・スマジャ氏のクラブへの移籍をきっかけにめきめき頭角を現しました。スマジャ氏のクラブにはスポンサーが集まりやすく、選手にとってはかなり魅力があるようです。

※本名 甲斐田謙 太宰府少年武道会→基山中→西日本短大附高→東海大。現在ハンガリー・ツェグレード在住、同国のクラブで柔道指導に携わる。
https://twitter.com/Arukin0405

おもな戦績

2021年1月 ワールドマスターズ・ドーハ 3位
2020年 欧州選手権 優勝
ワールドツアー 表彰台13回(優勝6回)

最近の成績

2021年5月 グランドスラム・カザン 7位
2021年4月 欧州選手権 2回戦敗退
2021年2月 グランドスラム・テルアビブ 2位

更新日:2021年7月18日(東京オリンピック特集)
監修:eJudo編集部

東京世界柔道選手権2019での記事

PALTCHIK, Peter

27歳 1992/1/4
WR:3位
組み手:両組み
得意技:右袖釣込腰、左袖釣込腰
使用技:左背負投、右背負投、右大外刈、左大外刈、左内股(やぐら投げ)、右出足払、右払釣込足

ワールドツアーで複数の優勝歴がある、階級を代表する強豪。組み手の左右を完璧に使い分ける両組み選手であり、相手との相性や力関係、状況に合わせて組み手をスイッチしながら戦う。得意技は左右の袖釣込腰。両袖を絞る形にこだわるタイプではなく、袖と襟を持つ正統派スタイルを用いることが多い。組み際に片襟を差しての左右の背負投も得意としている。右組みのときには足技も多く用い、右出足払や右払釣込足はなかなかの切れ味。右組みの相手に奥襟を持たれた際には左「やぐら投げ」も仕掛ける。

おもな戦績

2018年 グランプリ・ハーグ 優勝
2018年 グランドスラム・アブダビ 優勝
2018年 グランプリ・トビリシ 優勝

最近の成績

2019年7月 グランプリ・ザグレブ 3位
2019年7月 グランドスラム・バクー 2回戦敗退
2019年5月 グランドスラム・エカテリンブルク 3位

更新日:8月27日(東京世界柔道選手権2019特集)

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