エリザヴェータ・リトヴィネンコ(ウクライナ)
LYTVYNENKO Yelyzaveta
階級:78kg級 WR:10位
20歳 2004/2/11
組み手:右組み
得意技:支釣込足(釣り手側)、右小外刈、右内股、右足車、寝技
使用技:右小外掛、左小外掛、膝車(釣り手側)、右小内刈、左釣腰、隅落
寝技得意技術:三角絞、腕挫十字固、袖車絞、「横三角」、「後三角」、「ローリング」、「ボーアンドアローチョーク」
2022年タシケント世界選手権銅メダリスト。ワールドツアーでもコンスタントに好成績を残している。同世代のライバルのユリア・クルチェンコ(ウクライナ)の急成長により、一時は五輪の出場が危ぶまれた。しかし、激しい代表争いの末に競り勝ち、パリ五輪の代表権を得た。実績十分ながら、まだ20歳のジュニア年代。
長身の腰技系パワーファイター。横変形にずれ、リーチを生かして相手を懐に抱き込む形を基本としている。
得意技は釣腰理合の右内股。長身を利して一気に吊り上げるこの技は、かなりの破壊力だ。最も取り味があるのは、長い脚を生かした足技。タシケント世界選手権の3位決定戦では、凄まじい切れ味の釣り手側の支釣込足で濵田尚里(自衛隊体育学校)から「一本」を奪った。右小外刈も備えており、この技は投げの手段だけでなく、相手の牽制や固定など、進退のツールとしても用いられる。引き手で脇を差しての密着状態も得意としており、この形からは左釣腰と左小外掛を用いる。
寝技も高水準。伏せ際の「ボーアンドアローチョーク」や腕挫十字固のほか、脚の長さを生かした「横三角」からの抑え込みや、「後三角」からの三角絞も得意としている。「ローリング」からの肩固や袖車絞も用いるなど、寝技のバリエーションは非常に豊富。
おもな戦績
2022年 タシケント世界選手権 3位
2023年 ワールドマスターズ・ハンガリー 3位
2023年 グランプリ・ポルトガル 2位
最近の成績
2024年5月 アブダビ世界選手権 予選ラウンド敗退
2024年4月 ヨーロッパ選手権 5位
2024年3月 グランドスラム・トビリシ 3位
Judobase:https://judobase.ijf.org/#/competitor/profile/50808
Judoinside:https://judoinside.com/judoka/135600/Yelyzaveta_Lytvynenko/judo-career
更新日:2024年7月4日(パリオリンピック2024特集)
監修:eJudo編集部
ドーハ世界柔道選手権2023での記事
LYTVYNENKO Yelyzaveta
19歳 2004/2/11
WR:17位 組み手:右組み
得意技:支釣込足(釣り手側)、右小外刈、右内股
使用技:右小外掛、左小外掛、膝車(釣り手側)、右小内刈、左釣腰
2022年タシケント世界選手権銅メダリスト。同大会以降は、今年のグランプリ・ポルトガルで準優勝するなど、階級の上位層に定着した。弱冠19歳の若手有望株だ。今大会でも有力なメダル候補の一人だったが、ロシアとベラルーシの参加に抗議しての母国のボイコットにより、開幕直前にエントリー取り消しとなった。
長身の腰技系パワーファイター。リーチを生かして相手を懐に抱き込む形を基本としており、この形から右釣腰や、釣腰理合の右内股を仕掛ける。最も取り味があるのは、長い脚を生かした足技。タシケント世界選手権の3位決定戦では、凄まじい切れ味の釣り手側の支釣込足で「一本」を奪った。引き手で脇を差して正面から密着しての攻防も得意としており、この形からは左釣腰と左小外掛を用いる。また、寝技も高水準。伏せ際の「ボーアンドアローチョーク」のほか、長い脚を用いて背後から絞め上げる三角絞も得意としている。
おもな戦績
2022年 タシケント世界選手権 3位
2023年 グランプリ・ポルトガル 2位
2022年 欧州ジュニア選手権 優勝
最近の成績
2023年3月 グランドスラム・トビリシ 7位
2023年1月 グランプリ・ポルトガル 2位
2023年12月 ワールドマスターズ・エルサレム 予選ラウンド敗退
更新日:2023年5月11日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部