マリア=セリア・ラボルデ(アメリカ)

LABORDE Maria Celia
階級:48kg級 WR:11位
33歳 1990/8/2
組み手:両組み

得意技:左背負投、左一本背負投、左袖釣込腰
使用技:右背負投、右一本背負投、右袖釣込腰、右大内刈、右小外刈

2014年チェリャビンスク世界選手権銅メダリスト。同大会を最後に長く大会に出場していなかったが、国籍をキューバからアメリカに変え、2022年に突如現役復帰を果たした。2023年にはワールドツアー最高峰大会のワールドマスターズで2位を獲得している。

担ぎ技系。両袖や引き手だけを持った片手状態から、左右に担ぎ技を仕掛けまくる。相手との駆け引きなしにひたすら量で押すオールドスタイルな戦型だが、勝利した試合はほとんどが投げて決着をつけている。技自体の切れ味に、両組みゆえの持ちどころの多さを掛け合わせ、高い取り味を生み出している。使用頻度は低いものの、袖を絞り合った場合には、両袖で相手にぶら下がる右大内刈も用いる。

良くも悪くも戦法は担ぎ技の連発のみ。掛からない場合でもこれを続け、どちらが先に潰れるかの消耗戦を仕掛ける。

年齢なりにスタミナと集中力に難があり、これが弱点。昨年来改善してきてはいるものの、メダル獲得は前述のワールドマスターズのみで、常の大会では2敗しての5位、7位が多い。ただし、力自体の最高到達点は世界大会メダルクラス。体力に余裕のある序盤に当たってしまうと非常に厄介な、この階級のジョーカー的存在だ。

おもな戦績

2014年 チェリャビンスク世界選手権 3位
2023年 ワールドマスターズ・ハンガリー 2位
2022年 ワールドマスターズ・エルサレム 7位

最近の成績

2024年5月 アブダビ世界選手権 予選ラウンド敗退
2024年5月 グランドスラム・ドゥシャンベ 予選ラウンド
2024年4月 パンナム・オセアニア選手権 3位

Judobase:https://judobase.ijf.org/#/competitor/profile/67154
Judoinside:https://www.judoinside.com/judoka/56350/Maria_Celia_Laborde/judo-career

更新日:2024年7月4日(パリオリンピック2024特集)
監修:eJudo編集部

ドーハ世界柔道選手権2023での記事

LABORDE Maria Celia
32歳 1990/8/2
WR:20位 組み手:両組み

得意技:左背負投、左一本背負投、左袖釣込腰
使用技:右背負投、右一本背負投、右袖釣込腰、右大内刈、右小外刈

2014年チェリャビンスク世界選手権銅メダリスト。同大会を最後に長く大会に出場していなかったが、国籍をキューバからアメリカに変え、2022年に突如現役復帰を果たした。

ややオールドスタイルの担ぎ技系。両組みの強みを生かし、引き手だけを持った片手状態から、相手や状況に合わせて左右に担ぎ技を仕掛けまくる。足技も使わないわけではないが、あくまでも間合いやタイミングを測るツールでしかない。良くも悪くも担ぎ技の連発以外に戦法がないため、掛からない場合でもこれを続け、自分と相手のどちらが先に潰れるかの消耗戦を仕掛ける。

スタミナと集中力に難があり、トーナメントの中途で敗れることが多い。ゆえに復帰後はまだワールドツアーの表彰台に上がったことはないが、1試合に限れば実力はメダルクラス。できれば対戦したくない、ジョーカー的な存在だ。

おもな戦績

2014年 チェリャビンスク世界選手権 3位
2014年 パンナム選手権 優勝
2022年 オセアニアオープン・パース 優勝 ※グランプリ相当

最近の成績

2023年4月 パンナムオープン・サントドミンゴ 2位
2023年3月 グランドスラム・アンタルヤ 予選ラウンド敗退
2023年2月 グランドスラム・テルアビブ 5位

更新日:2023年4月29日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部

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