アンドレヤ・レスキ(スロベニア)

2022.09.03
2024.07.21

LESKI Andreja
階級：63kg級　WR：7位
27歳　1997/1/8
組み手：両組み

得意技：隅落、右体落
使用技：左袖釣込腰、右背負投、左背負投、左大外刈、右大内、左大内刈刈、右小外刈、左小外刈、右小内刈、左小内刈、支釣込足(右釣り手側)、膝車(右釣り手側)、支釣込足(右引き手側)、膝車(右引き手側)、右内股、左内股、右釣込腰、左釣込腰、右釣腰、左釣腰、右大腰、左大腰、隅返、引込返、裏投

世界選手権で2度銀メダル(2021年、2023年)を獲得している、階級を代表する強豪。2024年アブダビ世界選手権でも5位に入賞している。

両組みのパワーファイター。怪力を生かした圧殺を基本戦法としており、状況に応じて組み手の左右をスイッチしながら、圧を掛けて前に出続ける。

圧殺型ながら、ほとんどの試合で最終的には投げて勝利していることも特徴。左右ともに豊富な技種を備えており、決まり技も足技、担ぎ技、腰技、捨身技と多岐にわたる。得点に絡む頻度から仮に隅落と右体落を得意技としているが、これらの技を狙って形を作るということはなく、その時々の形や相手の反応に応じて投げを打っている印象だ。

通常、柔道は投技から帰納して組み手の形を作ることが多いが、この選手の場合は恐らく発想が逆。圧殺が先にあり、そこで頻発する状況ごとに出口を設定し続けた結果、多彩な投技を身に着けたのではないかと思われる。この「両組み×圧殺×手札の多さ」による全方位性が、この選手の柔道の強さの源だ。

寝技は苦手ではないが、それ程積極的ではなく、投げて被った場合などを除き、基本的には行わない。ゆえにスロベニア選手いったいのイメージに反し、寝技での勝利は少ない。

おもな戦績

2023年　ドーハ世界選手権　2位
2021年　ハンガリー世界選手権　2位
2024年　アブダビ世界選手権　5位

ドーハ世界柔道選手権2023での記事

LESKI Andreja
26歳 1997/1/8
WR：12位組み手：両組み

得意技：右体落
使用技：左袖釣込腰、右背負投、左背負投、左大外刈、左大内刈、右大内刈、左小外刈、右小外刈、左小内刈、右小内刈、左内股、右内股、右膝車、右大腰、隅返、隅落、裏投

2021年ハンガリー世界選手権銀メダリスト。ワールドツアーで19度表彰台に上がり、うち4度優勝している実力者。

両組みのパワーファイター。状況に応じて組み手の左右をスイッチしながら、相手に圧を掛け続ける。左右ともに技種が豊富で、決まり技も多岐にわたる。使用頻度という観点からの得意技は低い右体落。柔道のベースは圧殺なのだが、最終的には投げて勝利している試合が多い。寝技は苦手ではないが、それ程積極的ではなく、スロベニア選手いったいのイメージに反して、寝技での勝利は意外に少ない。

長年国内の蓋となっていたティナ・トルステニャク(スロベニア)が東京五輪後に引退。これで一層活躍するようになるかと思われたが、かえって張りを失ったようで、昨年来、成績が低迷している。

2023年5月_ドーハ世界選手権

おもな戦績

2021年ハンガリー世界選手権 2位
2021年ワールドマスターズ・ドーハ 3位
2018年グランドスラム・デュッセルドルフ優勝

タシケント世界柔道選手権2022での記事

LESKI Andreja
25歳 1997/1/8
WR：6位組み手：両組み

2021年ハンガリー世界選手権銀メダリスト。まだ25歳ながらワールドツアーで19度表彰台に上がり、うち4度優勝している実力者。

両組みのパワーファイター。状況に応じて組み手の左右をスイッチしながら、相手に圧を掛け続ける。左右ともに技種が豊富で、決まり技も多岐にわたる。使用頻度という観点からの得意技は低い右体落。柔道のベースは圧殺なのだが、最終的には投げて勝利している試合が多い。寝技は苦手ではないがそれ程積極的ではなく、スロベニア選手いったいのイメージに反して寝技での勝利は意外に少ない。