ヨーレ・フェルストラーテン(ベルギー)

ヨーレ・フェルストラーテン(ベルギー) VERSTRAETEN Jorre

VERSTRAETEN Jorre
25歳 1997/12/4
WR:7位 組み手:右組み
得意技:寝技、右小外刈、右大内刈、右内股、肩車、横落
使用技:右釣込腰、谷落、左一本背負投、支釣込足(釣り手側)、巴投、隅返
寝技得意技術:ローリング、袖車絞、肩固

ワールドツアー表彰台の常連。寝技が主体のパワーファイター。強靭な肉体をベースに、足技で蹴り崩す、あるいは肩車で転がすなどして、得意の寝勝負に持ち込む。寝技で頻繁に用いるのは、相手の下に潜り込みながら反対側の腋を掬い、ローリングから肩固で抑え込む形。同じ形からの袖車絞や、この技で絞めたまま相手に被さって抑え込む形も得意としている。

立技では馬力を生かした肩車と足技を得意としており、足技は刈り足を引っ掛けてから追い込む形をよく用いる。最も切れ味があるのは右小外刈。ケンケンの右大内刈や右小外刈で追いながら間合いを詰め、これを起点にほかの技に連絡することも多い。特に右大内刈からの右内股にはかなりの破壊力があり、使用頻度は低いものの、出世のきかっけとなった2021年4月のグランドスラム・アンタルヤでは、準決勝、決勝とこの右大内刈からの右内股を立て続けに決め、優勝している。特に決勝で見せた一撃は相手が真っ逆さまに畳に突き刺さる、2021年のベスト「一本」候補に挙げられて然るべき印象的な技だった。

「確変」期を過ぎて以降はあるべき序列に吸収されてしまった印象だが、現在もコンスタントに成績を残している。

おもな戦績

2022年 グランドスラム・ハンガリー 優勝
2021年 グランドスラム・アンタルヤ 優勝
欧州選手権 2位2度(2019年、2020年) ※欧州競技大会含む

最近の成績

2023年3月 グランドスラム・アンタルヤ 3位
2023年2月 グランドスラム・テルアビブ 3位
2023年2月 グランドスラム・パリ 予選ラウンド敗退

更新日:2023年4月29日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部

タシケント世界柔道選手権2022での記事

VERSTRAETEN Jorre
24歳 1997/12/4
WR:3位 組み手:右組み

得意技:寝技、右大内刈、右内股、肩車、横落
使用技:右小外刈、右釣込腰、谷落、左一本背負投、右支釣込足、巴投、隅返
寝技得意技術:袖車絞、肩固

寝技が主体のパワーファイター。強靭な肉体が柔道のベースだ。主戦場は寝技。組み手争いに混ぜ込んだ足技で蹴り崩す、あるいは得意の肩車で転がすなどして、得意の寝勝負に持ち込んで勝負をかける。寝技で頻繁に用いるのは、相手の下に潜り込みながら反対側の腋を掬い、ローリングから肩固で抑え込む形。同じ形からの袖車絞や、この技で絞めたまま相手に被さって抑え込む形も得意としている。

立技では足技を引っ掛けて追い込む形を好んで用い、ケンケンの右大内刈や右小外刈で追いながら間合いを詰め、これを起点にほかの技に連絡することも多い。特に右大内刈からの右内股にはかなりの破壊力があり、使用頻度は低いものの、昨年4月のグランドスラム・アンタルヤでは準決勝、決勝とこの右大内刈からの右内股を立て続けに決めて優勝。特に決勝で見せた一撃は相手が真っ逆さまに畳に突き刺さる強烈な一撃、昨年のベスト「一本」候補に挙げられて然るべき印象的な技だった。

この「確変」期を過ぎた最近はあるべき序列に吸収されてしまった印象だが、今年6月のグランドスラム・ハンガリーで優勝を飾るなど、コンスタントに成績を残している。

おもな戦績

2021年 グランドスラム・アンタルヤ 優勝
2019年 グランプリ・テルアビブ 優勝
欧州選手権 2位2度(2019年、2020年) ※欧州競技大会含む

最近の成績

2022年6月 グランドスラム・ハンガリー 優勝
2022年5月 欧州選手権 3位
2022年4月 グランドスラム・テルアビブ 2回戦敗退

更新日:2022年10月3日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部

東京2020オリンピックでの記事

VERSTRAETEN Jorre
23歳 1997/12/4
WR:15位 組み手:右組み
得意技:寝技、右大内刈、右内股、肩車、横落
使用技:右小外刈、右釣込腰、谷落、左一本背負投、右支釣込足、巴投
寝技得意技術:袖車絞、肩固

寝技が主体のパワーファイター、強靭な肉体が武器。組み手争いに混ぜ込んだ足技で相手を蹴り崩して、あるいは得意の肩車で転がして、得意の寝勝負に持ち込んでいく。寝技で頻繁に用いるのは相手の下に潜り込みながら反対の腋を掬い、ローリングから肩固で抑え込む形。袖車絞や、この技で絞めたまま相手に被さって抑え込む形も得意。立技では足技を引っ掛けて追い込む形を好んで用い、ケンケンで追いながら間合いを詰め、これを起点にほかの技に連絡することも多い。特に右大内刈からの右内股には見るべきものあり。今年4月のグランドスラム・アンタルヤでは準決勝、決勝とこの右大内刈からの右内股を立て続けに決めて優勝。特に決勝で見せた一撃は相手が真っ逆さまに畳に突き刺さる強烈な一撃、この春のベスト「一本」候補に挙げられてしかるべき印象的な技だった。その後は2大会連続で序盤戦で敗れているものの、この爆発力は侮れない。本番の伏兵候補の一人。

おもな戦績

2021年 グランドスラム・アンタルヤ 優勝
2019年 グランプリ・テルアビブ 優勝
欧州選手権 2位2回(2019年、2020年) ※欧州競技大会含む

最近の成績

2021年6月 ブダペスト世界選手権 3回戦敗退
2021年5月 グランドスラム・カザン 2回戦敗退
2021年4月 グランドスラム・アンタルヤ 優勝

更新日:2021年7月18日(東京オリンピック特集)
監修:eJudo編集部

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