イリア・スラマニゼ(ジョージア)
SULAMANIDZE Ilia
階級:100kg級 WR:2位
23歳 2001/6/18
組み手:右組み
得意技:右小外刈、右出足払、右大外刈、右大外落、右体落、左背負投、左一本背負投、右背負投、寝技
使用技:右釣込腰、右内股、右大内刈、左内股(やぐら投げ)、隅返、引込返、抱分、谷落、浮技、裏投、隅落、浮落
寝技得意技術:腕挫十字固
2021年ハンガリー世界選手権銅メダリスト。同大会以降は5位が2度(2022年、2023年)と世界大会のメダルを獲得できていないが、2022年にはワールドツアー最高峰大会のワールドマスターズで優勝するなど、常に階級のトップ層に位置している。パリ五輪でも、安定感、総合力ならばナンバーワンだ。
階級随一の業師。基本属性はパワーファイターながら、様々な技を高いレベルで使いこなす。技種の多さゆえに組み手の持ちどころも多く、手詰まりになることはほとんどない。
使用頻度的な得意技は、組み際に仕掛ける左右の担ぎ技と片襟の右大外刈、右体落。これらの技を軸に試合を組み立て、要所では間合いを詰めて右の腰技を狙う。密着からは左の「やぐら投げ」のほか、相手の背中深くを抱いての隅返や浮技といった捨身技も得意としており、同様の理合でのカウンターによる得点も多い。
これだけでも十分に多彩なのだが、この選手の本質は足技。できることが多いために印象が薄れがちだが、その完成度、切れ味は「足業師」としてこの属性を全面に出してラベリングされてもよい域にある。特に右小外刈と右出足払の切れ味は凄まじく、度々印象的な「一本」を見せている。
寝技も得意としており、相手が伏せたところから展開して腕挫十字固を極めるなど、高い練度を誇る。基礎もしっかりと鍛えられており、相手が引き込んできた際に被って抑え込むなど、ベーシックな攻防の精度も高い。
遠間からは担ぎ技、近い間合いでは腰技に捨身技、これらを警戒して意識を向けていると、その外側から足技が襲い、伏せても寝技で攻められる。対戦相手からすればどの間合いにもセーフティーエリアがない、非常に戦いにくい選手だ。
おもな戦績
2021年 ハンガリー世界選手権 3位
世界選手権 5位2回(2022年、2023年)
2022年 ワールドマスターズ・エルサレム 優勝
最近の成績
2024年4月 ヨーロッパ選手権 2位
2024年2月 グランドスラム・バクー 優勝
2023年11月 ヨーロッパ選手権 2位
Judobase:https://judobase.ijf.org/#/competitor/profile/38158
Judoinside:https://judoinside.com/judoka/112163/Ilia_Sulamanidze/judo-career
更新日:2024年7月4日(パリオリンピック2024特集)
監修:eJudo編集部
ドーハ世界柔道選手権2023での記事
SULAMANIDZE Ilia
21歳 2001/6/18
WR:1位 組み手:右組み
得意技:右小外刈、右出足払、右体落、左背負投、左一本背負投、右背負投
使用技:右大外刈、右釣込腰、右内股、右大内刈、左内股(やぐら投げ)、隅返、抱分、谷落、浮技、裏投、隅落
2021年ハンガリー世界選手権銅メダリスト。2022年タシケント世界選手権でも5位に入賞している。現在、最高峰大会のワールドマスターズも含めてワールドツアー3連勝中と、非常に勢いに乗っている。
基本属性はパワーファイターながら、様々な技を高いレベルで使いこなす業師。組み際に仕掛ける左右の担ぎ技と右体落を軸に試合を組み立て、要所では間合いを詰めて右の腰技を狙う。密着からは相手の背中深くを抱いての隅返や浮技といった捨身技を得意としており、同様の理合でのカウンターによる得点も多い。
これだけでも十分に多彩なのだが、この選手の凄さは足技があるところ。それも切れ味抜群。「足業師」としてこの属性を全面に出してラベリングされてもよい域にある。特に右小外刈と右出足払の切れ味は凄まじい。
遠間からは担ぎ技、近い間合いでは腰技に捨身技、これらを警戒して意識を向けていると、その外側から足技が飛んでくる。どの間合いでも安心できない、対戦相手からすれば非常に戦いにくい選手だ。加えて寝技も得意としており、相手が伏せたところから展開して腕挫十字固を極めるなど、高い練度を誇る。
おもな戦績
2021年 ハンガリー世界選手権 3位
2022年 タシケント世界選手権 5位
2022年 ワールドマスターズ・エルサレム 優勝
最近の成績
2023年3月 グランドスラム・トビリシ 優勝
2023年1月 グランプリ・ポルトガル 優勝
2022年12月 ワールドマスターズ・エルサレム 優勝
更新日:2023年5月11日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部
タシケント世界柔道選手権2022での記事
SULAMANIDZE Ilia
21歳 2001/6/18
WR:6位 組み手:右組み
得意技:右小外刈、右出足払、右体落、左背負投、左一本背負投、右背負投
使用技:右大外刈、右釣込腰、右内股、右大内刈、左内股(やぐら投げ)、隅返、抱分、谷落、浮技、裏投、隅落
2021年ハンガリー世界選手権銅メダリスト。基本属性はパワーファイターながら、様々な技を高いレベルで使いこなす器用な選手。組み際に仕掛ける左右の担ぎ技と右体落を軸に試合を組み立て、要所では間合いを詰めて右の腰技を狙う。密着からは相手の背中深くを抱いての隅返や浮技といった捨身技を得意としており、同様の理合でのカウンターによる得点も多い。これだけでも十分に多彩なのだが、この選手のすごいところは切れ味抜群の足技があるところ。足業師としてラベリングされて良い域にある。特に右小外刈と右出足払のキレは凄まじい。相手が伏せたところから展開して腕挫十字固を極めるなど、寝技の練度も高い。
おもな戦績
2021年 ハンガリー世界選手権 3位
2021年 世界ジュニア選手権 優勝
2022年2月 グランドスラム・テルアビブ 優勝
最近の成績
2022年7月 グランプリ・ザグレブ 2位
2022年6月 グランドスラム・トビリシ 5位
2022年4月 欧州選手権 2回戦敗退
更新日:2022年10月10日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部