GPザグレブの年内開催は断念、今年のワールドツアー大会は終了

IJFがリリースに添えたビジュアル

国際柔道連盟(IJF)が日本時間の11日夜、2020年のワールドツアー大会の終了を宣言した。10月にグランドスラム・ブダペストを開催してツアーを再開し、12月にはグランプリ・ザグレブを行うべく調整を続けていた(当初12/11からを予定、公式サイトで日程未定としたあと、公式情報サイトjudo baseに11/30~12/1の新たな日程をアップしていた)が、断念した。

新型コロナウイルスの感染状況がさらに悪化し、多くの国でイベントが禁止され、会場が使用できず、アスリートのトレーニングが難しい状況から判断したとのこと。今後は1月にカタールで行われる予定のワールドマスターズ・ドーハの開催に注力する。

マリウス・ビゼールIJF会長は「グランドスラム・ブダペストが成功したばかりだけに難しい判断だったが、世界各国がパンデミックが手に負えない状況になるのを防ごうと必死になっている中、やはり柔道家の安全が最優先されるべきだ」との旨コメント。「各国政府の努力を尊重すべきだ」とも添えた。

同大会には、女子78kg級の濵田尚里(自衛隊体育学校)ら日本代表選手数名が参加を検討していた。

IJFのリリースは下記から。

https://www.ijf.org/news/show/world-judo-tour-will-return-in-2021

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