アリシェル・ユスポフ(ウズベキスタン)

アリシェル・ユスポフ(ウズベキスタン) YUSUPOV Alisher

YUSUPOV Alisher
階級:100kg超級 WR:9位
25歳 1998/11/27
組み手:左組み

得意技:横車、浮技、抱分、裏投、帯取返、引込返、左小外掛、左袖釣込腰、隅落、谷落
使用技:左大内刈、左背負投、隅返
寝技得意技術:腕挫十字固

世界選手権で2大会連続で銅メダル(2023年、2024年)を獲得している強豪。ワールドツアー表彰台の常連でもあり、出場したほとんどの大会で上位に勝ち上がっている。過去にテディ・リネール(フランス)とは3度対戦し、そのうち2試合で横車により「技あり」を得ている。どちらもその後逆転負けを喫してはいるものの、対リネールにおける特効選手の一人。密着スタイルゆえに日本人とは相性が良く、過去に斉藤立(JESグループ)、影浦心(日本中央競馬会)、太田彪雅(旭化成)とトップ選手3人が敗れている。

極端な密着系パワーファイター。抱き勝負に特化しており、釣り手で背中深くを抱いては「相撲」を挑む。相手も当然この選手が寄ってくることはわかっているのだが、怪力を生かして無理やり間合いを詰めてしまう。

柔道スタイルは大味なのだが、密着から相手を投げる技術は多彩。裏投に左小外掛、横車、帯取返など、状況に応じて様々な技を使い分ける。左小外掛で相手を固定してから背中側に回り込んでの裏投など、抱き勝負内での技の連携も上手い。当然相手の技を受け止めての返し技も得意としており、不用意に背中を向けてくる相手には、後方から抱き着いての強烈なスープレックスをお見舞いする。両袖の左袖釣込腰や左背負投などの担ぎ技も用い、特に左袖釣込腰は重要な得点源となっている。

相手の伏せ際の寝技への移行が早く、腕挫十字固を得意としている。

あまりに極端に抱き勝負に特化したスタイルから、活躍し始めはある種「イロモノ」のような立ち位置だった。しかし、そのあまりの怪力のために、スタイルをまったく変えないまま、トップ選手の位置まで辿り着いてしまった。現在は文句なしのメダル候補の一人である。

おもな戦績

2024年 アブダビ世界選手権 3位
2023年 ドーハ世界選手権 3位
2022年 タシケント世界選手権 7位

最近の成績

2024年5月 アブダビ世界選手権 3位
2024年3月 グランドスラム・タシケント 7位
2024年2月 グランドスラム・パリ 3位

Judobase:https://judobase.ijf.org/#/competitor/profile/39063
Judoinside:https://judoinside.com/judoka/98244/Alisher_Yusupov/judo-career

更新日:2024年7月4日(パリオリンピック2024特集)
監修:eJudo編集部

ドーハ世界柔道選手権2023での記事

YUSUPOV Alisher
24歳 1998/12/2
WR:2位 組み手:左組み

得意技:裏投、左小外掛、左袖釣込腰、隅落、谷落、横車、抱分、浮技
使用技:帯取返、左大内刈、左背負投、隅返、引込返

ワールドツアー表彰台の常連。2022年に入ってからは世界選手権も含め、出場した全ての大会で入賞、ワールドツアー4大会で決勝に進出するなど、乗りに乗っている。3月のグランドスラム・タシケントでは、決勝で斉藤立を横車「技有」から崩袈裟固で抑え込んでの合技「一本」で破り、自身初のワールドツアーのタイトルを獲得した。昨年12月のワールドマスターズ・エルサレムでは、影浦心も帯取返と横四方固の合技「一本」で敗れており、日本人選手にとっては怖い存在。

抱き勝負に極端に特化したパワーファイター。釣り手で背中深くを抱いては「相撲」を挑む。柔道スタイルは大味なのだが、密着から相手を投げる技術は多彩。状況に応じて裏投に左小外掛、横車、帯取返など、様々な技術を使い分ける。左小外掛で相手を固定してから背中側に回り込んでの裏投など、抱き勝負内での技の連携も上手い。当然相手の技を受け止めての返し技も得意としており、不用意に背中を向けてくる相手には後方から抱き着いての強烈なスープレックスをお見舞いする。両袖の左袖釣込腰や左背負投などの担ぎ技も用い、特に左袖釣込腰は重要な得点源となっている。

あまりに極端に抱き勝負に特化したスタイルから、活躍し始めはある種「イロモノ」のような立ち位置だったのだが、そのあまりの怪力のために、スタイルを全く変えないまま、トップ選手の位置まで辿り着いてしまった。現在は文句なしのメダル候補の一人である。

おもな戦績

2022年 タシケント世界選手権 7位
2023年 グランドスラム・タシケント 優勝
2022年 ワールドマスターズ・エルサレム 3位

最近の成績

2023年3月 グランドスラム・タシケント 優勝
2023年2月 グランドスラム・パリ 3位
2022年12月 ワールドマスターズ・エルサレム 3位

更新日:2023年5月12日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部

タシケント世界柔道選手権2022での記事

YUSUPOV Alisher
23歳 1998/12/2
WR:15位 組み手:左組み

得意技:裏投、左小外掛、隅落、谷落、横車、抱分、浮技
使用技:左袖釣込腰、左大内刈、左背負投、隅返、引込返

ワールドツアーの上位常連。今年に入りグランドスラム2大会で2位を獲得するなど、大きく成績を伸ばした。

抱き勝負に極端に特化したパワーファイターであり、釣り手で背中深くを抱いては「相撲」を挑む。柔道スタイルは大味なのだが、密着から相手を放る技術は多彩。状況に応じて裏投に左小外掛、横車など様々な技術を使い分ける。左小外掛で相手を固定してから背中側に回り込んでの裏投など、抱き勝負内での技の連携も上手い。当然相手の技を受け止めての返し技も得意としており、不用意に背中を向けてくる相手には後方から抱き着いての強烈なスープレックスをお見舞いする。両袖の左袖釣込腰や左背負投などの担ぎ技も用い、特に左袖釣込腰は重要な得点源となっている。

おもな戦績

2022年6月 グランドスラム・トビリシ 2位
2022年4月 グランドスラム・アンタルヤ 2位
2019年 グランドスラム大阪 3位

最近の成績

2022年6月 グランドスラム・トビリシ 2位
2022年4月 グランドスラム・アンタルヤ 2位
2021年6月 ブダペスト世界選手権 2回戦敗退

更新日:2022年10月11日(タシケント世界柔道選手権特集)
監修:eJudo編集部

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