キム・ポリング(オランダ)

キム・ポリング(イタリア) POLLING Kim

POLLING Kim
階級:70kg級 WR:15位
33歳 1991/2/8
組み手:右組み

得意技:左一本背負投、左背負投、裏投、巴投、寝技
使用技:右内股、右内股巻込、左袖釣込腰、右小外掛、右大内刈、右大外刈、左大外刈、左大外巻込、右外巻込、左外巻込、左小内巻込、隅返、引込返、移腰、谷落、隅落
寝技得意技術:腕挫十字固、「横三角」、「腹包み」、「ボーアンドアローチョーク」

2013年リオデジャネイロ世界選手権銅メダリスト。ワールドマスターズとヨーロッパ選手権で4度の優勝を誇る、階級を代表する強豪だ。世界大会の表彰台とは不思議と縁がなく、前述のリオデジャネイロ大会以外では一度も3位以内の入賞がない。もとオランダ籍。今年の5月から国籍を変更した。イタリアにとって重要な団体戦70kg枠の選手でもある。

階級屈指のパワーファイター。怪力を生かしたパワフルな柔道を持ち味としている。ただし、やたらと密着する型ではなく、間合いを詰めるのは投げを狙う際のみ。豊富な技種を有しており、これを生かすべく、組み手の攻防を軸に、形に応じた投げを狙う。

得意技は裏投。相手を根こそぎ引っこ抜き、高い位置から思い切り畳に叩きつける。この技は豪快さ、破壊力ともに抜群。この選手の代名詞となっている。組み際に仕掛ける低い左一本背負投や片襟の左背負投も得意としており、こちらでの得点も多い。年々持ち技のバリエーションを増やしており、左右の腰技に巻き込み技、巴投や引込返など、決まり技は多岐にわたる。特に巴投はかなりの切れ味があり、得点源の一つとなっている。

寝技の水準も高く、得意技術は「横三角」と「腹包み」。相手の伏せ際には「ボーアンドアローチョーク」や腕挫十字固を狙う。決して技術的な精度が高いわけではないのだが、基礎はしっかりと押さえており、これに怪力が掛け算されることで、高い決定力を生んでいる。

柔道のベースはあくまでも力勝負ながら、技種が豊富で寝技も得意。技術構成的には、オールラウンダーと呼んでも差し支えないレベルに達している。

おもな戦績

2013年 リオデジャネイロ世界選手権 3位
ワールドマスターズ 優勝4回(2013年、2015年、2016年、2019年)
ヨーロッパ選手権 優勝4回(2013年〜2015年、2018年)

最近の成績

2024年5月 アブダビ世界選手権 7位
2024年5月 グランドスラム・カザフスタン 3位
2024年3月 グランドスラム・アンタルヤ 5位

Judobase:https://judobase.ijf.org/#/competitor/profile/83297
Judoinside:https://www.judoinside.com/judoka/34188/Kim_Polling/judo-career

更新日:2024年7月4日(パリオリンピック2024特集)
監修:eJudo編集部

ドーハ世界柔道選手権2023での記事

POLLING Kim
32歳 1991/2/8
WR:29位 組み手:右組み

得意技:左一本背負投、裏投
使用技:右内股、右内股巻込、左袖釣込腰、右小外掛、右大内刈、右大外刈、左大外刈、右外巻込、左外巻込、巴投、移腰、谷落、隅落

2013年リオデジャネイロ世界選手権銅メダリスト。ワールドマスターズと欧州選手権で4度の優勝を誇る、階級を代表する強豪。なぜか世界大会の表彰台とは縁がなく、これまでに2013年リオデジャネイロ世界選手権の3位が1度あるだけで、優勝歴はない。

階級屈指のパワーファイター。怪力を生かした密着柔道を持ち味としており、得意技は裏投。相手を根こそぎ引っこ抜き、高高度から思い切り畳に叩きつける様は、豪快そのものだ。組み際に仕掛ける低い左一本背負投も得意としており、こちらでの得点も多い。

年々持ち技のバリエーションを増やしており、左右の腰技に巴投、左右の巻き込み技など、決まり技は多岐にわたる。また、寝勝負にも積極的で、伏せ際の絞め技のほか、「横三角」や「腹包み」からの抑え込みを得意としている。柔道のベースはあくまでも力勝負ながら、技種の豊富さに限れば、オールラウンダーと呼んでも差し支えないレベルに達している。

おもな戦績

2013年 リオデジャネイロ世界選手権 3位
ワールドマスターズ 優勝4度(2013年、2015年、2016年、2019年)
ヨーロッパ選手権 優勝4度(2013年〜2015年、2018年)

最近の成績

2023年3月 グランドスラム・アンタルヤ 予選ラウンド敗退
2023年2月 グランドスラム・パリ 3位
2022年12月 ワールドマスターズ・エルサレム 5位

更新日:2023年5月10日(ドーハ世界柔道選手権2023完全ガイド)
監修:eJudo編集部

東京世界柔道選手権2019での記事

POLLING Kim
28歳 1991/2/8
WR:20位
組み手:右組み
得意技:左一本背負投、裏投
使用技:右内股、右内股巻込、右小外掛、右大内刈、右大外刈、左大外刈、右外巻込、左外巻込、巴投、移腰、隅落

ワールドマスターズで3回、ヨーロッパ選手権で4回の優勝を誇る、階級を代表する強豪。なぜか世界大会の表彰台とは縁がなく、これまでに2013年リオデジャネイロ世界選手権の3位が1回あるのみで優勝歴はない。最大の武器は規格外のパワーであり、得意技はそれを生かした豪快な裏投。組み際に仕掛ける低い左一本背負投も得意としており、こちらでの得点も多い。最近は持ち技のバリエーションを増やしており、左右の腰技に巴投なども使うようになってきている。一時期は成績の低迷に連れて柔道も左一本背負投ばかりを仕掛けるようになるなどスケール感が失われていたが、先月のグランプリ・ザグレブでは大野陽子を裏投「一本」で下すなど久々にこの選手らしい柔道で2位を獲得しており、復活の気配を見せている。

おもな戦績

2013年 リオデジャネイロ世界選手権 3位
ワールドマスターズ 優勝3回(2013年、2015年、2016年)
ヨーロッパ選手権 優勝4回(2013年、2014年、2015年、2018年)

最近の成績

2019年7月 グランプリ・ザグレブ 2位
2019年6月 ヨーロッパ選手権 2回戦敗退
2019年4月 グランプリ・アンタルヤ 2回戦敗退

更新日:8月25日(東京世界柔道選手権2019特集)

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